【梅雨の先には...国家試験!】製菓衛生師を目指す学生たちの"栄養学"対策レポート!
こんにちは!
ジメジメとした梅雨の時期が続いていますが、気づけば夏休みもすぐそこ。
そして、製菓を学ぶ学生にとっては、一大イベント「製菓衛生師試験」が待ち受けています。
「製菓衛生師」ってどんな資格?
皆さんは「製菓衛生師」という資格、聞いたことはありますか?
「製菓」という言葉には馴染みがあっても、「衛生」と聞くと少し堅苦しいイメージがあるかもしれません。
「衛生」とは、健康を守ること、つまり"健康の保持・増進"のことを指します。
製菓衛生師とは、お菓子作りの技術だけでなく、「お菓子の安全性」「栄養」「食品に関する知識」など、
食に関わるあらゆる面でのプロフェッショナルであることを証明する資格なんです。
本校は製菓衛生師養成施設であり、1年間のカリキュラムを履修することによって
国家試験の受験資格を得ることができます。
7月の本番に向けて、学生たちは日々努力を重ねています。
※製菓衛生師養成施設で1年以上学ぶか、実務経験2年以上で受験資格が得られます。
栄養学の講義、のぞいてみませんか?
今回は、国家試験を控えた2年生の「国家試験対策の栄養学」の様子をご紹介!
「栄養学」と聞くと、ちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、
今やテレビやSNSでも「糖質制限」「筋トレ飯」「美容食」など、栄養についての話題があふれる時代です。
「低糖質ダイエット」「BMI」「〇〇を食べるだけで痩せる」...など、
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
お菓子の世界でも、見た目や味だけでなく、「栄養価」や「健康への影響」が求められる時代。
だからこそ、製菓を学ぶ学生たちにも"栄養"の知識は必要不可欠なんです。
昨年学んだ栄養学を振り返る、工夫もたっぷりな国家試験対策!
高校ではあまり習わない「栄養学」。学生は昨年一年間かけて学んできました。
国家試験対策では一年間で学んだことを振り返ります。
国家試験へ向けて栄養学の授業を振り返る学生たち
栄養学の一年間を振り返るにあたって、特に国家試験に出やすい要点をピックアップ
栄養学の国家試験対策では一年分の栄養学を振り返るとともに、
これまでの製菓衛生師国家試験に問題として出やすい部分をピックアップして講義を行います。
例えば、「アミノ酸」!!
アミノ酸には体の中で重要な9種類のアミノ酸が存在しますが、、、
この9つは製菓衛生師試験ではしっかり覚えておく必要があります!!
クイズにしたり、ゴロ合わせにしたり、
重要なポイントを繰り返し、覚えることで、合格へと一歩近づきます。
語呂合わせやイラストで、楽しく記憶!
こちらは学生のルーズリーフの一コマ。
どこかで見たことのあるキャラクターが登場していますが...もちろん遊びではなく、栄養素の覚え方の工夫!
語呂合わせやイラスト、自分だけの覚えやすい方法を取り入れることで、
楽しみながら勉強できる環境づくりを心がけています。
最後に...
「製菓衛生師」の肩書きがあることで社会からの信頼もアップし、
何より自分自身の夢を後押ししてくれる心強い味方になります。
ただ暗記するだけでは、試験が終われば忘れてしまいがち...。
だからこそ、「なぜそうなるのか?」という疑問を大切にし、理論からしっかり理解することがポイントです。
製菓衛生師は菓子のおいしさだけでなく、人の健康を考えるプロフェッショナル。
国家試験対策の栄養学は単に合格するためだけの対策ではなく、
「おいしさと健康の両面から人々に笑顔を届ける真のパティシエになってもらいたい」という
講師陣の想いの詰まった大切な講義なのです。
今回のブログでは、そんな大切な資格に挑む学生たちの努力が、少しでも伝わればうれしいです。
これから夏本番、そして国家試験へ----
学生たちの挑戦は続きます!
応援よろしくお願いします!
~プロフィール~
辻調理師専門学校 専門講義科目グループ
矢内 宏昂
管理栄養士にとって、食べ物は薬であり、毒でもあります。
上手に食べ物と付き合う方法を伝えられたらと思っています。


