今回は製菓技術マネジメント学科の2年生の授業に潜入！
クリスマスが近いということもあり、クリスマスケーキを作製しています。

１年生の時にはクリスマスショートケーキを作製しました。
２年生ではさらにレベルアップし、赤いフルーツのムースを使った華やかな
クリスマスケーキをつくっていきます♪

製菓技術マネジメント学科2年生は、1日を通し自分たちで工程を考え、
必要な準備をしながら進める力が求められます。
今回のムースは、フルーツピューレを自家製でつくるところからスタート！！

シロップを作り、フルーツと混ぜ合わせて漬け込みます。

漬け込んだ後にミキサーにかけ、写真の右側のような自家製のピューレが出来上がります！
自家製ピューレをベースにして、ムースをつくります！

まずムースの組み立てに必要な生地を焼成し、必要な大きさにくりぬきます。
その生地の上に、先ほどのピューレを使ったジュレを乗せます。
何やら楽しそうですね！！

ムースは段取りが大事で、中に入れるものや生地を先に仕込む必要があります。
先に土台となるムースを作製しても、中に入れる生地などが準備できていないと、
ゼラチンが冷えて固まり、組み立てに支障が出ます！
学生は自分たちで段取りを考えて必要なものを準備していきます。

生地、中に入れるムースが準備できたら、ベースとなるムースを作製し、型に詰めていきます。
詰め終わったらしっかりと冷凍します。

ムースを冷凍している間にテーブルの別の場所では生地の作製が始まりました！



こちらはヴァニレキプファルンというオーストラリアの焼き菓子です。
三日月形のバニラ風味のクッキーで、ホロホロとした食感が特徴的！
練りすぎないようにつくるのがポイントです！

同じ大きさにカットし、同じ形に成形します。
揃っていないと焼き上がりにムラが出てしまいますので注意が必要です。

焼き上がったら、熱いうちにバニラの粉末を混ぜた砂糖をまぶします。
生地も周りの砂糖もバニラたっぷりですごくおいしそうですね！

午後になりムースも固まったので
型を外します！

きれいに組み立てができていますね！

型が外せたら周りを生クリームでナぺしていきます！

2年生になり何度かナぺをしていますが、上手に塗れるでしょうか？？？

ナぺが終われば絞りと飾りに取り掛かります！


真剣な表情で緊張感が伝わりますね。

絞り終われば飾りです！
仲良く並んで飾っていますが、実は内心どっちがきれいにできるか考えていそうですね！（笑）
競い合うことも成長につながります！

フルーツも飾り終わり完成しました！
均一に絞れていて、きれいに仕上がっていますね！

次は全員で並べて見ます！

同じお菓子でも少しずつ個性が出ます！

つくったお菓子は持ち帰って食べるだけでなく、振り返りも行います。
作製上のポイントを共有したり、「同じ材料でもどのお菓子の仕上がりがより豪華に見えるか？」「どうすればもっと段取りよく実習を進められるか？」などを共有し、次の成長につなげます！

上手にできて素敵な笑顔ですね！
作業中は真剣ですが、こうしてうまくいくと笑顔も(*^^*)

学生生活もあっという間に終盤です。
たくさんの知識と技術を身につけて、卒業する姿が楽しみですね！！

～プロフィール～
辻調理師専門学校　洋菓子担当
紅粉 薫(べにこ かおる)

新潟県出身(ですがほぼ大阪育ちです)
どんなお菓子も好きです！（コンビニでは気づいたらグミを持ってます！笑）
洋菓子の先生ですが、温かいお茶とお饅頭が昔から好きです！
中学・高校はソフトテニスをやっていたので動く事も好きです！！