OSAKA

辻調理師専門学校

ブログ

和菓子実習 ~自分たちで考える力を身につける~

和菓子
製菓技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2025.09.24

みなさん、こんにちは!
9月もあっという間に終わりに近づいてきましたね。
日中はまだ暑さが残るものの、朝晩は少しずつ涼しくなってきて、秋の気配を感じるようになりました。
辻調理師専門学校の学生たちも随分と実習に慣れてきました。

今回は1年生の和菓子実習の様子を紹介していきます!
準備を進める学生たちの手元には何やらプリントが...
実はこれは「工程表」と言われるものです!


和菓子実習では、実習の作業工程を自分たちで考えて工程表に記入します。
これを実践し、反省会を行い、次回に活かすという実習を行っていきます!
実習の内容は、「どら焼き」とオーブンを使って焼成する「桃山」です。

どら焼きは今日で2回目、復習も兼ねて、より美味しくきれいなお菓子を作ることを心掛けます。
まずはどら焼きを作るチームから見ていきましょう!
計量もスムーズに終わり早速生地を作製していますね。


生地の作製が終わると、生地のかたさや火加減、大きさに気を付けながら
平鍋という専用の鉄板の上に流していきます。



大きさもばっちりそろっていますね!


そして、ひっくり返すタイミングを見極めます。
焼きあがれば、仕上げにとりかかります。
今回は栗入りの粒餡を挟んでいきます!



袋詰め、箱詰めまでして完成です!


次は桃山を作るチームを見ていきましょう!

桃山の中餡を炊いています。
餡はしっかりと熱を加える事で美味しく炊けるので
強火の火加減がポイントです。
学生も軍手をはめて火傷しないように一生懸命炊いています。
生地と餡が出来れば、包餡していきます。

桃山には、このようなスタンプの形をした押し棒と平板型を使います。



こちらの製品は中の餡に梅の甘露煮を使用しているので、もう一つは手と木型を利用し、梅の形に仕上げます!


プレートに並べ、約20分焼成します。表面に美味しそうな焼き色がつけば、焼き上がり。
すぐに日本酒を塗り、香りとしっとり感を出します。


最後に今回の実習で良かったところ・悪かったところなど班で話し合い、
次回以降の実習がもっと良い実習になるように反省点含め、発表してもらいました!


このように、何度も繰り返し、振り返りを行う事でより良い内容、製品を目指すことで、
自分たちで考える力を身につける。これが辻調の学びです。
現在、製菓学科の学生は試験の真っただ中です。10月からは後期実習が始まります。
実習の内容もどんどん難しくなっていきますが
今回のことを活かして、より良い実習が出来るように後期からも頑張りましょう~!!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 和菓子担当
宮田 紗樹

大阪府出身。
のんびりソフトボールをやっています。
好きな和菓子はみたらし団子。
学校のみたらし団子は本当に美味しいですよ~