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東大ホームカミングデイ!その1【辻調理技術マネジメントカレッジ】

在校生ブログ
辻調理技術マネジメントカレッジ

2016.12.21

こんにちわ。
調理技術マネジメントカレッジのKOUです。

今回は、秋に東京大学・生態調和農学機構で開催されたホームカミングデイに参加した際のお話をお届けします。

東大とエコール辻になんの関係があるのかって?
毎年、辻調理技術マネジメントカレッジの有志の学生が、東大生態調和農学機構の農場で収穫された野菜を調理し、ホームカミングデイの参加者の方(OB、OGやそのご家族の方など)に召し上がっていただているんです。

それに先立ち、農作業体験として、当日使う葉野菜を中心に種植え、収穫をさせていただきました。
生態調和農学機構の農場は、田無駅から目と鼻の先にあるのですが、ここが東京であることを一瞬忘れてしまうくらい広大な農地がそこには広がっていました。

遡ること8月。
台風一過の快晴の元、持ち慣れぬクワを片手に泥だらけになりながら種まきを行いました。
バジリコや小松菜、カブなどの見慣れたものから、根元がカラフルなホウレン草など珍しいものまで、色々な野菜の種植えを行いました。
このホウレン草には先生も生徒もみんな興味津々!
茹でても退色しないのか、鮮やかさを活かす料理は~なんて会話が繰り広げられていました。

果樹園では葡萄が既に収穫時期を迎えており、一房ずつ収穫を行いました。
こちらは当日の料理に使う分だけでなく、両手で抱えきれないくらいの量(比喩表現ではなく本当に!)をお土産としていただきました。

そして、10月。実りの秋です。
ホームカミングデイ当日まで1週間を切った頃、収穫に伺いました。。

 
慣れない作業に苦労した分、どんなものが穫れるのかと期待に胸を膨らませていました。

そう、この時は収穫出来るのが当然と思っていたのです。
残念ながら、台風や長雨の影響もあり、全てが満足いく収穫が出来たというわけではありませんでした。
前述のカラフルなホウレン草も全滅となってしまいました。
僕らは食材はお金を出せば当然に手に入るものと勘違いしてしまいがちですが、こんなことは農作物に限らず世界中で起こっていらことなんですよね。
自然を相手にすることの難しさを痛感しました。
だからこそ、その中でも収穫出来た野菜がとても愛おしく、一片残らず、美味しく料理しようと心に思いました。
今回の農作業体験を通して、普段考えることもなかった「料理のはじまり」を意識することが出来たのも一つの収穫だったなぁと思います。

長くなりましたので、当日の話は次回に続きます。

《プロフィール》
エコール 辻 東京 辻調理技術マネジメントカレッジのKOUです!
一念発起!脱サラして学生になりました。
将来は牡蠣の美味しさを活かし、伝えられる人になりたいなと思っています。