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フランス校職員がフランス伝統料理の世界選手権で銅メダル獲得!

フランス校日記

2024.04.30

報告が少し遅れましたが、去る3月25日、今年で第2回目となるコンクール、「ブレス鶏のクリームソース世界選手権Championnat du monde de poulet de Bresse à la crème de Bresse」でフランス校赴任中の香西将吾先生が、見事、銅メダルを獲得!表彰台に上がりました!

フランスには伝統料理や伝統食材を守り伝えるため、様々なコンクールが開催されています。
このコンクールは「鶏肉のクリームソース」というフランスの伝統料理を、世界的に有名なブランド食材である「ブレスの鶏」と高品質で知られる「ブレス産生クリーム」を使ってつくり、その完成度を競うもの。この地方を代表する3ツ星シェフ、ジョルジュ・ブランGeorges BLANC氏も後援する由緒正しいコンクールです。

今年は厳しい1次審査をクリアした8名が本選に進出、いずれも経験豊かなシェフばかりでした。
また、審査員も12名と大所帯。審査員長のポール・ボキューズのシェフでM.O.F.のオリヴィエ・クヴァンOlivier COUVIN氏をはじめ、名立たるシェフたちが見守る緊張感のなか、2時間という限られた時間で、自ら食材を選び、オリジナルの「ブレス鶏のクリームソースの一品」と「2種類の付け合わせ」を6皿つくりあげました。

そんな香西先生の作品は、その名も『ブレス産プーラルドのバロティーヌ ソース・シュープレーム、ジャパニーズスタイル』!フランス校で学んだ数多くの調理技法や料理をベースに、フランス料理と日本独自の食材を融合した料理を披露しました!
同コンクールを取材した現地メディアの記事では、「生姜、昆布茶パウダー、ほうじ茶とブレス鶏を組み合わせた独創性と技術力で審査員を驚かせた!」「ブレスの鶏の"巻き"スタイルは、伝統的なレシピの精神を保ちながら、既存のルールを破った大胆なものだった」と絶賛されています。

結果は銅メダルでしたが、フランス語での料理プレゼンテーションなど、言葉と文化の壁を乗り越え、さらに様々なコンクールで優勝を果たしている常連シェフ(1位)や、前大会5位で「ウフ・アン・ムーレットœuf en meurette世界選手権」優勝者(2位)、そのほか「パテ・アン・クルート世界選手権」の優勝者や有名レストランのシェフなど、たくさんの強豪がいるなかでの日本人の銅メダルは、本当に誇らしい結果といえます!

同じ日に行われたフランス校在校生のフランス料理国際コンクール優勝の興奮も冷めやらぬ今日このごろですが、辻調グループでは、こうして先生たちも常に上を目指し、学び続けています。
実は香西先生は先日、2年間のフランス校勤務を終え、この華々しい結果をもって4月に日本に帰国しています。
フランス留学や国際コンクールに興味のある人は、様々な経験をしてさらにパワーアップした香西先生に会いに、ぜひ大阪校を訪ねてきてくださいね!

ここから当日のインタビューの様子を見ることができます
https://www.youtube.com/watch?v=Q3kyq3nnY8k

Championnat du monde de poulet de Bresse à la crème de Bresse公式ページ
https://aoc-creme-beurre-bresse.fr/championnat-du-monde-poulet-creme/

<2024年度大会 結果>

金メダル:Maxime Blanc/Restaurant Les Barmes de l'Ours (Val d'Isère)シェフ
銀メダル:Grégory Cuillero/シェフ(Lyonフリーランス)
銅メダル:Shogo Kozai/辻調グループフランス校 教員

フランス校在校生の国際コンクール優勝の記事はこちらから。
https://www.tsuji.ac.jp/college/france/blog/diary/post_1035.html