FRANCE

辻調グループ フランス校

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特別授業 (レクレール校)

フランス校日記

2018.12.13

Bonjour
フランス・レクレール校教務部のソフィーです。この週の通常授業はひとまずお休み。調理の研究生はフォワ・グラの講義を、製菓の研究生は外来講師のクライン氏からアメ細工の講義を1日かけて受けました。
ぜいたくなフォワ・グラをふんだんに使用した料理から目が離せません。

引き続き、調理の研究生は製菓の授業を受けます。今日はいつも製菓のラボにいるデュラン先生が講師です。研究生は「製菓の人たちは大変だなぁ」と感想をもらしていました。

その翌日は2日間にわたりパン講習を受けました。みんなが一斉に作業台へ生地を打ち付けると、大きな音がしてときどき生地の小さい塊が飛んできました。普段なかなかできないことなのでみんな楽しそう。

一方、製菓の研究生はエキップごとにアメ細工を作ります。何週間もかけて話し合ってプランを練り、模型を作りました。それをもとに大きなアメのオブジェを作成します。これまでに何度か外来講師によるアメ細工の授業も受けているので、準備は万端でしょう。忍耐のいる作業が続きますが、3日間ひとつの作品を完成させるために一生懸命がんばりました。


できた作品がこちら。自分たちが作り上げた作品をとても誇らしげに写真におさめていました。

 

12月に入るとヨーロッパはクリスマス一色です。その前にフランス校近くのリヨンではFête des lumières「光の祭典」が行われ、街がロウソクの光やプロジェクション・マッピングで彩られます。

レクレール校では、製菓研究科のデュラン先生がアメでこのお祭り用のルミニョンというろうそくを作って下さり、お祝いをしました。炎の部分をアメで、ロウの部分をホワイトチョコレートで作っています。最後にフランス語で「光」を表すLumièresという語をお菓子のロウソクで書きました。

フランス校にはときどきお客さまがいらっしゃいます。研究生の保護者の方が学校の様子を見に来られたり、日本から、あるいはフランス在住の卒業生も母校を訪れることが多々あります。今回は、パテ・アン・クルート世界大会に日本代表に選ばれた品川プリンスホテルの時田啓一さんと奥様が、大会の準備のためにレクレール校にいらっしゃいました。結果は第二位。練習をそばで見ていた研究生たちも一緒に喜びを分かち合いました。

来週からはバカンスが始まります。くれぐれも気をつけてください。旅先でたくさん良い思い出ができますように。