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ムニュ・スペシオ試作(エスコフィエ校)

フランス校日記

2020.01.24

Bonjour.
エスコフィエ校教務部デボワです。

1月も後半に入り、フランス校の授業もいよいよ大詰めを迎えていますが、研究生たちは、普段の勉強と並行して、約1か月後に迫った「ムニュ・スペシオ」の準備を進めなければなりません。


ムニュ・スペシオは、言わば卒業制作に相当するもので、アミューズから食後の小菓子に至るまでの全コースメニューの考案とサービスのみならず、盛り付けるお皿や、テーブルセッティングに至るまで、研究生自身が考えなければなりません。
そのために、ムニュ・スペシオ本番までに、計5回の試作日が設けられているのですが、昨日はその1回目の試作日でした。
ミーティングで決定した内容を、実際に料理やお菓子に落とし込み、上手く行くのかを確認します。


ムニュ・スペシオで提供する料理とお菓子は、同じエキップ(班)内で基本的に二人か三人一組となって考案しますので、毎期のように、この時期になると、時間を惜しむようにミーティングを繰り返す研究生たちの姿を頻繁に目にすることになります。


また、同一日に提供する料理とデザート、お菓子のバランスが大切なので、普段は一緒に作業をすることのほとんどない、調理研究生と製菓研究生がミーティングをする必要があるため、ムニュ・スペシオまでの一分一秒も無駄にできないというのが、現在の研究生の心境かもしれません。

時には、グループ間や個人間で、意見の食い違いや対立もあるでしょうが、そのような困難を乗り越えて皆で同じ目標を達成することができれば、それは研究生にとってこの上なく重要な経験となるに違いありません。

今期のムニュ・スペシオが研究生にとって実り多きものとなることを、フランス校全職員が心から願っています。