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辻調グループ フランス校

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【地元ボジョレワインについて学びます】SICAREXシカレックス社見学

フランス校日記

2025.11.03

Bonjour, 辻調グループフランス校です。先週末はパリで「サロン・デュ・ショコラ」が開催されました。研究生も週末を使ってパリに移動し、こちらのサロンを訪問したり、初めてのパリを体験した人も多かったようです。来週は月曜日と火曜日が連休になりますので、旅行する人も多いと思いますが、その前に実際にTGV(フランスの新幹線)に乗ってみたり「練習」になったのではないでしょうか。

先週の金曜日は初の校外授業、SICAREXシカレックス社見学がありました。シカレックス社は「ボジョレ・ヌーヴォ」でおなじみのボジョレワインを醸造している醸造所兼ワインの研究所です。シャトーのすぐ隣にあり、週末にはシカレックス社のワイン「シャトー・ド・レクレール」を販売してくれることもあります(不定期)。ワインについて研究生全員で学ぶ授業は今期こちらが初めてになります。シカレックス社まで徒歩で移動し、醸造法などワインについて、特にボジョレワインについて学び、醸造所を見学させていただきました。

シカレックス社のファニーさんがワイン全般について知っておくべき情報や、ワインの醸造法、そしてボジョレワインについての特徴などを説明してくださいました。ワインは、様々なブドウ品種から味わいの違うものが作られています。今日はボジョレワインに使われている品種や栽培方法、味の特徴の話を聞き、そのあとに試飲をしました。

ボジョレ・ヌーヴォは11月の第3木曜日に解禁されますので、現在販売に向けての準備真っ最中です!ワインが詰められた瓶などが並ぶ醸造所を見学しました。大きなタンク、瓶に詰めるためのマシンなどを実際に見ることができてとても興味深かったと思います。

試飲は大きな樽が飾られている樽の間で行われました。ボジョレ・ヌーヴォは赤ワインですが、ヌーヴォ(新酒)ではないボジョレワインには白ワインもあります。醸造されている量は多くありませんが(ボジョレワイン全体の5パーセントほど)、ブルゴーニュワインの白と同じブドウ品種であるシャルドネという品種で作られており、香り高くおいしいワインです。


赤ワインもヌーヴォ以外のものもとてもおいしいです!新酒はすぐに飲んでしまわないと味が落ちますが、普通のボジョレの赤ワインは、熟成を経て更に味わい深くなるものもあります。今回試飲したのは2023年のものでしたが、すでに色がオレンジ色を帯びはじめ、熟成が始まっている感じが味わえました。




ワインの本場と言われるフランスで、実際に試飲をして学ぶフランスワインの授業は、インパクトもあり記憶に残りやすいのではないでしょうか。フランス校ならでは、という授業の一つのワイン醸造所見学でした。

試飲をした部屋で集合写真を撮りました!