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【フランスのレジェンドの店での研修!】風藤 壮智さん:研修先 Paul POCUSE(ポール・ボキューズ)

研修生レポート

2025.10.21

【世界的に有名なレストランでの研修】
研修先のレストラン「ポール・ボキューズ」は世界的に有名なフランスの伝統的レストランです。リヨン近郊にあり、駅からは離れているためほとんどのお客様は車で来店します。客席は最大90人程度で、客層は年配の方が多いイメージです。

研修先「ポール・ボキューズ」の外観


サロンにはボキューズ氏の絵が飾られています

【部門ごとにきっちり分かれて仕事をします】
現在はアミューズブッシュとアントレを担当しています。食材の下処理から盛り付けまで全てさせてもらっています。仕事は部門ごとにきっちり分かれているので、アントレで使うオマールやフォアグラは違う部門の方が作ったものをもらいます。シェフは3人いてとても気さくに話しかけてくれます!特にレナルトシェフはよく褒めてくれてとても嬉しいです。同僚たちもよく話しかけてくれる人が多くて、オススメの曲を教えて貰ったり教えたりしています。

厨房の一部


サーヴィス中の皆さん



メニューの一部です

【リヨンが近いのも嬉しいポイント】
住まいはレストランの近くで、そこから10分くらい歩いた所に『カジノ』というコンビニがあり、そこでよく買い物をしています。フランス校にいた頃から馴染みのあるリヨンも近いので、バスですぐに行けるのも嬉しいポイントです!休みの日はリヨンに行って、友達と映画を見たりご飯を食べたりしています。ですが、基本たくさん寝ています。体力回復に務めないとかなり大変ですので!生活費は最低限で生きていくなら月100ユーロもあれば十分だと思います。自分は息抜きに飲み物やお菓子、フルーツをよく買うので200ユーロくらい使っているかもしれません。

同僚と一緒に

【とにかくスピードが大事!】
研修先で大事なこと、それはとにかく『スピード』ですね。人間限界を決めなければとんでもないスピードで仕事ができることがわかりました。いい意味で競争心のある人が多いので負けないように、もっと仕事を貰えるように頑張ろうと思えます。毎日フランス語のみを聞いているとどんどん耳が慣れていって、言っていることがわかるようになってきました。

日本の「ポール・ボキューズ」のシェフが見えました

【強いハートをゲット(笑)】
研修先に来る前のイメージは、みんなで仕込んでみんなで調理して、というイメージでした。フランス校と同じ様なものを想像していました。実際は部門に分かれていて、全員が全員全ての仕事ができるというより、一人一人がひとつのポジションを完璧に行う感じです。
研修に出て変わったことは、気持ちの面が強いです。頑張る!!気合い!!みたいな辛いことやしんどいこと、理不尽なことにも耐えられる強いハートをゲットしました!言語が伝わらなくても自分の仕事に対しての姿勢、特に自分は周りがしたくないことを率先的にするということを意識して、どんどん雑用をしています。アミューズ部門からアントレ部門に移る時は、アミューズ部門の上司の人がシェフに掛け合ってくれて上の部門にあげてもらえて、「君はよく頑張っているよ!」って言って貰えたことも頑張ろうと思えたことの一つだと思います。

同僚と住居の前で


友達の研修先に食べ歩きに行きました!

【料理に対しての情熱を更に吸収したい】
目標は、今のポジションを完璧にして次のポジションに行くこと!火場に行きたいです。また、料理に対しての姿勢はここのレストランの従業員は特別強いと思うので、料理に対しての情熱を吸収していきたいです。常に全力で学べることの全てを学んで、この研修が良いものになったと胸を張って言える様にしたいです!


風藤 壮智 (KAZETO Masanori)

愛媛県立 南宇和高等学校 卒業
辻調グル-プ出身校 辻調理師専門学校(大阪)