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辻調グループ フランス校

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川村麻由さん 研修先:Pâtisserie LEJEUNE(パティスリ・ルジューヌ)

研修生レポート

2017.05.01

川村麻由 KAWAMURA Mayu
神奈川・大磯高等学校 卒
エコール 辻 東京 辻製菓マスターカレッジ フランス校留学コース
2016年春コース レクレール校 製菓研究課程
研修先:Pâtisserie LEJEUNE(パティスリ・ルジューヌ)

私の働くPâtisserie LEJEUNE はLyonからバスで1時間ほどの
ヌーヴィル・シュール・ソーヌNeuville-sur -Sâoneという町にありますが、
最近フランス校の最寄りの町ヴィルフランシュ・シュール・ソーヌVillefranche -sur -Sâoneにも新しく店舗ができました。
どちらの店舗もそれほど大きくありませんが、生菓子や焼き菓子に加え、
チョコレート、アイスクリームなどお菓子の種類がたくさんあるのが特徴です。

私の最初の仕事は、エクレアのパティシエールをシューにつめてからフォンダンがけの仕上げ、
プティ・ババのトランペから仕上げまでをするのと、マカロンのモンタージュです。
そのあとは日によって違いますが、毎日自分から声をかけて仕事をもらっています。

色々な生地の仕込みや計量、フォンサージュ、ムースのモンタージュ、ガナッシュを作ったり、
2階のショコラトリーへ行ってショコラのお手伝いをすることもあります。

10月からは少しずつノエル(クリスマス)のケーキや惣菜系、フリュイ・デギゼなどの仕込みを行いました。
ノエルの前日、当日は2時出勤でひたすら仕上げなどを行いました。
フランスの製菓店の書き入れ時を体験できてうれしかったです。
ノエルが終わると次は1月に食べる伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」の仕込みのお手伝いをさせてもらいました!

 

シェフはとてもお茶目で優しい人です。同僚の方も同じようにお茶目で優しいです。
朝2時からガンガンにラジオ流したり自作のノエルの歌を教えてくれて一緒に大声で歌ったり毎日にぎやかで楽しいです。

ですが、もちろん、お菓子に関しては全員真剣で厳しいです。
とにかく、学校と違って大量に作るので作業の進め方の効率の良さやガトーの保存の仕方などが勉強になっています。
あとはなぜこのように行うのか説明してくれるのでそれも勉強になります。

 

ヌーヴィルの町は決して大きいとは言えませんが、色々なお店が密集していて活気のあるところです。
本当に色々なお店があるので未だにこんなところあったんだとなるので散歩する度に新たな発見です。

ヌーヴィルの街はなんでもあるのでどこも大好きですが、特にお気に入りの場所は、ソーヌ川のほとり。
部屋から徒歩5分なので、散歩がてら川に行ってそこにいつもいるスワンや鴨を眺めるのが好きです。

住居はラボの上で一人暮らしをしています。キッチンがあるので毎日自炊して生活しています。
近くにスーパーがあるので主にそこを利用していますが、お肉屋さんや魚屋さんもあるので
お店の人に相談しながら食材を選んで買うこともあります。

 

休みの日は主に普段溜めている洗濯や掃除をして料理を作り置きしたり、
フランス語を勉強したり、翌日また仕事なのでそれに備えて休みます。

たまに友達のところへ泊まりに行ったりして出かけたりもします。
友達も各地でがんばっているので、時々会うと励みになります。

研修前はたくさんのフランス人の中で言葉もろくに話せないのに上手くやっていけるのかなと不安でしたが、
実際現場に出てみると言葉だけでなくジェスチャーを使ったり、
その言葉を知らなくても知ってる単語を使って言い回しを変えたりとなんとか伝えようとすれば、
相手も頑張って聞き取ろうとしてくれます。

フランス人との関わりも仕事もとても楽しく、毎日があっという間に過ぎて行きます。
ただ、この仕事は毎日同じことの繰り返しなので、さらに早く綺麗な作業を心がけるとか、
自分でも今日を立てて毎日を過ごすことが大事だと思うようになりました。


オーナーシェフのローラン・ルジューヌ氏と