FRANCE

辻調グループ フランス校

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相原沙織さん 研修先:RESTAURANT LA POSTE

研修生レポート

2015.03.10

相原沙織さん AIHARA Saori

徳島文理高等学校 卒業

辻調理師専門学校 調理技術マネジメント学科卒業

2014年春コース レクレール校 フランス料理研究課程

私の研修先「レストラン・ラ・ポスト」はアルザス地方ミュルーズに隣接する

Riedisheim(リーディスハイム)という町にあります。

遠方からのお客さまだけでなく、地元の人に愛されているお店で年配の方がよくこられます。

店の近くには閑静な住宅街と小学校がありまして基本的にはとても静かですが、駅前までいくと、

たくさんお店もあって、たくさん人もいます。

最初に担当した仕事はviande(ヴィアンド=肉)のgarniture(ガルニチュール=付け合せ)の仕込みです。

現在はviandeとpersonnel(ペルソネル=まかない)のgarnitureの仕込みと、時々poisson(ポワソン=魚)と

entree(アントレ=前菜)の仕込みの手伝いをします。

研修中、オーダーがかかったときは肉料理のdresser(ドレッセ=盛り付け)が主です。

今はcanard(カナール=カモ)とpoulet(プレ=鶏)は下処理をさせてもらっています。

   

アルザス地方で好まれているのか、前菜はフォアグラが多いです。メインの肉料理にもたまにフォアグラの

メニューがあるぐらいに多用しています。あとタパスと呼んでいる一口サイズの料理があるんですが、そのバリエーションはアルザス郷土料理がたくさんつまった内容になっています。一口サイズのシュークルトとかタルトフランベとか。

   

シェフは怖いですがお茶目で優しい人です。なぜかよく自分のことを「YA・KU・ZA~」と言ってからかってきます。

日本の有名なもののひとつみたいです(笑)

一緒に働いている人達もシェフと同様にお茶目でいたずら好きな人が多いです。

   

研修最終日、突然シェフから午後は仕事しなくていいと言われ、なんと自分の働いているレストランでの食事に招待してくれました!昼営業が終わった時点でシェフに「準備があるから早く帰れ」といわれて、シャトーの先生たちからは追い出しの儀式でみんなから水をかけられるかもと言われていたので、正直覚悟していたんですが、ことなくおわりました(笑)

食事後に記念撮影しました!

    

ですが、実際、シェフと従業員の人にはよく顔に水をかけられます。ほぼ毎日(笑)。 あとコック帽よくつぶされて前が見えなくなったりとか大きな音だして驚かしてきたりとかいたずらばっかりしてきます。でもみんな仲良しの職場です。

    

休みの日はよくストラスブールやコルマール、バーゼルなどに出かけたりします。 アルザスの街並みは基本的に建物が可愛らしくて、とくにColmar(コルマール)という町ががメルヘンな印象があります。

    

アルザス地方はクリスマスマーケットでも盛り上がる地方です。友達と一緒にアルザス地方を回ったりしました。 出かけない日は掃除したり料理したり本を読んだりして過ごしています。

    

住居はシェフの弟さんがレストランの隣で経営しているパティスリの製菓の研修生と一緒の2名部屋で、12畳くらいの広い部屋です。キッチン、シャワー、暖房などなど生活に必要なものは何でも揃っています。

休みの日に一緒にご飯を食べられるのはとても楽しかったですし、レストランの隣パティスリでどんな仕事をしてるのか、どのケーキが美味しいのかなど聞けたのはとても貴重だと思いました。

    

学校での作業は衛生的でとても丁寧だったとおもいました。現場ではひたすら早さを求められました。 研修先では、作業の効率性と盛り付けが一番勉強になっています。 研修中の目標はひたすら作業スピードをもっともっと上げること。速く綺麗で清潔な仕事を心がけることです。 そして、いつも笑顔でいること。フランスで学んだ大事なことです。