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飯島康雄さん 研修先:RESTAURANT LE GREUZE

研修生レポート

2015.04.28

飯島康雄さん IIJIMA Yasuo
2014年秋コース エスコフィエ校 調理課程
研修先 RESTAURANT LE GREUZE

 

南ブルゴーニュの歴史ある町「レストラン ル グルーズ」で研修をしている飯島君のレポートです。シェフのシャピュイ氏はピラミッドやラムロワーズ等の三ツ星店で腕を振るった後にこちらのレストランのシェフに就任、期待がよせられています。レポート内では「自分に甘い」と話している飯島君ですが、しっかりと研修をし、充実した生活を送っているようです。
 
 


「レストランの外観、入り口、内装」

 

研修先のあるTournusという町はあまり都会とは言えませんが、ソーヌ川が近くに流れ、生活には困らなく、そしてとても綺麗なところです。
客席は約50席ほどで、客層は割と広い年代の方々が来られます。今のところ私は、ほぼ毎週VIPの方が来られるのを見ています。アメリカのプロバスケットプレイヤーの方が来られたりとかもしました!
主に担当させていただいている仕事はGM(ガルドマンジェ)で、Amuse、H.O(froid)の仕込みやドレッセです。そしてたまにPoisson、Viandeの仕込みの手伝いもさせていただいたりもしています。
 
 

 

 

「担当したメニューの一部」

 

Restaurant GREUZE の シャピュイシェフは、とても気さくな方で、いつでも気軽に接してくれます。が、やはりレストランのセルヴィスが始まったら真剣に、そしていつも料理に対して真摯に向き合っています。その姿は尊敬でき、とても格好良いです。
そして、今一番お世話になっているGMのジョスラン通称ジョスは、私のたどたどしい仏語にも、しっかりと耳を傾けてくれます。しかもとてもわかりやすく、ゆっくりと話してくれます!そして冗談も混ぜてきたりもするのでジョスのお陰で楽しく研修が出来ています(笑)

スーシェフのジュリアンは厳しく、楽しく!やはりとてもメリハリのある方です!いつも僕のことを気に掛けてくれて、冗談を言いあったり、音楽、自転車の話など、共通の話題なども多く、いつも楽しく会話しています。

 

 

 

「シェフを初めとした同僚の皆さんと」

 

Tournusは、近くにソーヌ川が流れ、ワインとエスカルゴ、そして教会が有名です。
近いのでたまにDijonやLyonへ遊びに行ったりします。お気に入りの場所といえばやはりソーヌ川の芝生でしょうか。休日にそこで、手作りのカスクルートとキンキンに冷やした白ワインを持って行き、ピクニックなどが最高ですね(笑)休みの日は、お金に余裕があればレストランに食べ歩きに行ったり、他の街へ出かけたりしています。それ以外では、Tournusを歩いたり、ジョギング、ソーヌ川でピクニックなどをしたり、まったりしてます!そのような生活なので、食べ歩き代を除けば月100?あれば十分生活できると思います。
 
 

 

 
「ソーヌ川でのピクニックは気持ちいい!」

 
同居人は、今は私の他にもう一人日本人がいて、2人でワイワイやってます!
ですが、中々多くの研修生が来られたりしていて、多いときは部屋に4人いた時もありました。部屋はとても綺麗にされており、住むのには全く困らないです。
やはり同居人がいるとどうしても飲み会が開催されます!楽しく、気分が悪くならない程度に!

 
 

「仕事以外の時間も楽しく過ごしています」

 

盛り付け方や、料理全体のバランス、たくさんのことを学んでいます。器への拘りや、お客さん、店全体でのコミュニケーション全てを合わせて、そのお店の味が出るのだな。というのが分かりました。勉強になったことといわれると、私自身勉強が苦手なので、あまり勉強という風に考えずに過ごしています。が、やはり毎日フランス人と触れ合うことで、仏語の聞き取り、自分が伝えたいこと、相手は何が伝えたいのか、などが前よりも明確になり、「もっと理解したい!」という気持ちが生まれ、勉強に対して少し貪欲になれたと思います。

研修に出る前まで、周りにはほぼ日本人しかいなくて、やはり話す言語も日本語ばかりだったので、仏語にとても不安がありました。ですがいざ研修に出てみると、皆さんとてもフレンドリーで、しっかりと私の伝えたいことなどに耳を傾けてくれるので、とても楽しく過ごせています。自分の中で変わったことは、やはり仏語、料理に対して、もっと真摯に向き合うこと、そして周りの人のことをもっと良く考える。という考えが生まれたこと...です。これからの目標は、日々精進し、出来るだけ自分に厳しくなることです!私は自分に甘々なので(笑)