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【食べてみれば癖になる?カエルが食べられるお店】Le Chaudron (ル ショドロン)

フランス校 食べ歩き日記

2025.11.14

「グルヌイユ」という食材を聞いたことがあるでしょうか。
フランス語で「grenouille」と書きますが、「カエル」という意味になります。
カエルを食べるなんて日本では考えられないかもしれませんが、ヨーロッパでは中世の時代から賞味されており、フランスをはじめ、ドイツやイタリアでも食用とされています。特にフランスのローヌ・アルプ地方や、ブルゴーニュ地方でよく食べられ、家庭ではもちろん、ビストロや星付きのレストランでも提供されています。市場やスーパーにも普通に売っています。右上の山積みになっているのがグルヌイユです。

1キロ80ユーロほどする高級食材です!

今回紹介するのはこのグルヌイユを看板メニューとして提供している「Le Chaudron ル・ショードロン」というレストランです。

フランス校から車で30分ほど行ったところに「Trévoux トレヴー」という町があり、町の時計塔を下って、ソーヌ川にいたる階段の大通りにこのレストランはあります。席数は店内に50席程度、テラス席が30席程度のレストランです。

グルヌイユが看板メニューのレストランはたくさんありますが、このレストランは金曜日と土曜日の夜限定で食べ放題でグルヌイユを提供しています。さらに嬉しいことにじゃがいものグラタンとサラダもこの食べ放題に付いてきます。バイキング形式で自分でお皿に取りに行くスタイルです。

グルヌイユは背骨から下の状態で売られることが多く、そのまま調理していくか、もも肉の部分だけにして調理していきます。そして食べるのは後ろ足(もも肉)の部分のみです。グルヌイユはパセリやにんにくと相性が良く、このレストランも小麦粉をつけてバターで焼いたあとにパセリとにんにくを加えて仕上げています。

まずはビールと一緒に食べます。ビールとの相性は抜群です。

グルヌイユはナイフとフォークで食べるのは難しいので手で食べるのが普通です。食べた後は、きれいに背骨、大腿骨、すね骨だけが残ります。

ビールの次はワインで。
レストランの方曰く、白ワインとの相性がいいとのことだったのでピッチャーで白ワインを追加しました。グルヌイユはレモンをかけて食べるとさっぱりとして、さらにおいしくいただけます。この日は3回おかわりしました。

今回レストランに訪れたのは10月の半ばですが、夏の暑い日にビールを片手にテラス席で食べるのがフランスで人気のスタイルなので、夏にフランスに行くことがあればぜひフランスらしいこの食べ方で召し上がってみてください。

「Le Chaudron」

6 rue du Port, 01600 Trévoux
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