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レオン・ド・リヨン LEON DE LYON

フランス校 食べ歩き日記

2013.04.10

今回はフランス校の学生も多く出かけるリヨンの街のブラッスリー(フランス風の居酒屋??)を紹介します。
リヨンの郷土料理が楽しめる伝統あるブラッスリー LEON DE LYON レオン・ド・リヨンというお店です。

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以前はミシュランで2つ星を獲得していたこともあります。
お店の質が落ちてしまって星が無くなってのではなく、先代のシェフの引退にあたり、より馴染み易いブラッスリーとして
改装されました。
当時の雰囲気を残しつつ、リーズナブルな価格で料理の楽しめるお店として、地元の方からも愛されています。

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料理は大きく分けて、リヨン料理とクラシックなブラッスリー料理の2つのタイプに分かれて表記されています。
今回は、こちらのブラッスリーで食べることのできるリヨン料理を紹介します。

~前菜~
Pâté en croûte maison a l'ancienne パテ・アン・クルート
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パイ生地で包み焼きにし、スライスされてサラダと一緒に出されます。
パテとは肉などをペースト状にして練り上げた料理で、クルートとは包むという意味があります。
こちらで使用しているお肉はリー・ド・ボーris de veauといい、仔牛の胸腺肉を使用しています。
優しい味わいの中にも、肉の旨味を感じることのできる前菜です。

Salade Lyonnaise リヨン風サラダ
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リヨン風と名が付けば、組み合わせはポーチド・エッグ、ベーコン、クルトンの定番のサラダです。
卵の半熟具合も最高です。

Emincé de gras double et oignons suivant la recette de Paul Lacombe  ハチノスのトマト煮込み
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牛の第2番目の胃袋で、柔らかく煮込んで頂きます。
噛み応えのある独特の食感で、しっかりとしたボリュームの前菜です。
料理名にシェフの名前も入る、この店を代表する料理の一つです。

~メイン料理~
Quenelle de brochet frais,cuite au four クネル
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白身魚と卵白を使用した一品で日本のはんぺんに似た食感です。
ソースに浮かべて提供されます。
クネル自体は素朴な味わいですが、しっかりとしたソースがよく合います。

Côte de cochon fermier et boudin noir poêlés 仔豚のバラ肉と血のソーセージ
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日本人なら血のソーセージと聞くとゾッとしてしまいますが、こちらもリヨンを代表する料理の一つです。
浅黒く、見慣れない色をしたソーセージですが、クセを抑える為に、香辛料やニンニクを利かせているので
おいしく頂けます。
ソーセージをメインで出されることも多いですが、このお店では仔豚のバラ肉の付け合わせとして
提供されます。

~デザート~
Conversation aux plarines de Saint Genix コンベルサシオン
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パイ生地とアーモンドクリームのクラシックな焼き菓子です。
フワッと香ばしいアーモンドクリーム、パリパリとした砂糖の糖衣、サクサクのパイ生地の異なる食感が楽しめます。
横に添えられているのは、リヨン名物のプラリネ・ルージュというアーモンド菓子を使ったアイスクリームで、
淡いピンク色がとても可愛らしい仕上がりです。

リヨン料理と言えば、内臓系の料理も多いので少し抵抗がある人もいるかもしれません。
こちらのブラッスリーでは、これらの料理を食べやすい形で出してくれます。
サービスもブラッスリーらしいフレンドリーな接客でした。
日本人とわかったら嬉しそうにカタコトの日本語であいさつをしてくれたりと、とても気さくで
気持ちよく食事ができました。
リヨンを旅する際は是非立ち寄ってはいかがでしょうか?

LEON DE LYON
1 Rue Pleney 69001 Lyon
TEL:+33 4 72 10 11 12
定休日:なし