FRANCE

PIROUETTE(ピルエット)

フランス校 食べ歩き日記

2015.05.07

パリ1区、中心部に位置する「Les Halles」レ・アールは中央卸売市場のことを指していて、今は郊外に移動しましたが、19世紀半ばから20世紀までパリの真ん中に大きな市場がありました。この界隈には、多くのレストランやビストロといった飲食店の他に、調理・製菓器具を専門に扱うお店も立ち並び、料理人にとって楽しくて仕方ない地域でもあります。


前に広がる大きな公園

 

老舗の器具屋さん

 

その中で2012年にオープンした注目されているかわいらしいお店「ピルエット」に行ってきました。
「ピルエット」という名前はバレエの用語の片足で回る意味なんですが、前はこのお店のある通りの名前がピルエットだったそうです。

 

 

予約を取らないと入れないほどいつも賑わっていて、ワインも豊富に取り揃えています。

 

 

お店の中は窓が大きく、明るい店内。外の景色も見ることが出来、落ち着ける空間です。

 

 

コースはお昼の当日メニューが21?、前菜、メインを選べるコースが42?で、夜のみですが、デギュスタシオンというシェフおすすめのコース64?があります。今回は選べるコースをお願いしました。

 

 

1品目 

温泉卵にパセリのピューレ、トウモロコシとちょっと辛みのあるチョリゾというソーセージ、カイワレ大根のフレッシュ感と歯ごたえに玉ねぎのフライを添えて

 

2品目 

羊肩肉を煮込んだものをほぐして丸い型に詰め、両面を香ばしく焼き、その上にはにんにくのピューレ、イワシのソテー、セベットというねぎと共に付け合せにはサツマイモのピューレにレモングラスの香り。甘味の中に爽やかさを感じる。

 

デザートはマンダリンのエスプーマ(みかん風味のムース)と中にはライムの果肉とソルベ、上にはパリッとした透明な飴のレースとまわりにはみかんとシナモンのパウダー

 
シェフは「トミー・グッセ」さん。

タイユバン、ル・ムーリスなどの星付きレストランやニューヨークで働いていた経歴の持ち主ということで、ベースはぶれることなく、盛り付けはスタイリッシュで、人気なのが伺えるお店でした。

 
この周辺は教会、横たわる顔の像などが見どころですが、2010年から再開発が進んでいて、2016年内には新しい「レ・アール」に生まれ変わるそうです。

 

 

サントゥスタッシュ教会

 
かなりモダンな造りの建物が建てられるとのことですので、皆さん、もし行かれる際はお楽しみに。

 

 

PIROUETTE
5 rue Mondetour 75001 Paris
Tel : +33 1 40 26 47 81
休み:日曜日と8月