今回の専門講習はフロマージュ（チーズ）についてです。
フランス校では、フランスならではの食材、ワインやチーズなど授業を「専門講習」として行い、その際に専門の先生方に来ていただきます。今回の講習には「Ecole française du fromage(エコール・フランセーズ・デュ・フロマージュ)というチーズの学校のBenjamin Crozat（バンジャマン・クロザ）氏にご来校いただきました。こちらの学校はチーズに関する仕事を専門に行う人たちが学ぶための学校で、クロザ氏は主にセールスコンサルタントの授業を行っています。かつてはリヨンで有名なフロマージュリーMONSモンスなどにも勤務されていました。

チーズという食材は、日本であれば限られたものになると思いますが（フランスのチーズが手に入る場所も増えましたが）、フランスには数えきれないほどのチーズの種類があり、全てを把握するのは難しいほどですが、チーズ屋さんが各地にあるのに加えスーパーマーケットでもたくさんのチーズが売られており、見学するだけでも楽しいです！日常的に食べるものなので価格も種類によりますが、手に入れやすい価格になっています。

クロザ氏は「日本の学生の皆さんにフランスのチーズについてたくさんのことを知ってほしい」という気持ちにあふれた方です。チーズの歴史から種類とその製造方法など、いろいろな角度からチーズについて説明してくださいました。牛乳から作られるもの以外には、羊とヤギのミルクで作られるものがあります。こういったチーズもフランスならではのもので日本ではなかなか試食する機会もないため、よい勉強になったと思います。たくさんあるチーズの中から6種類を実際に試食してみました。

牛乳で作られるチーズは日本で食べたことがあるような食べやすいものもありますが、ヤギのチーズとなるとなかなか個性が強いです！「これこそがおいしい！」と思う人もいるようです（笑）。
いろいろな種類がありますが、初めて食べてみておいしい！発見があった人もいたようですね。ワインと合わせて食べるのも楽しいチーズですが、それぞれのチーズの産地に近いところで作られたワインを合わせるのが秘訣とのお話もありました。


フランスにいる間に手軽に手に入るチーズ、いろいろ試して勉強してみていただきたいですね。