FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M. Christian DORANGE(クリスチャン・ドランジュ)

フランス校教壇から

2022.02.28

今回外来講習に来ていただいたのは、クリスチャン・ドランジュ氏です。


以前、外来講習に来ていただいたMme Pauline DORANGE(ポリーヌ・ドランジュ氏)のお父様で、フランスの氷の彫刻のチャンピオンでもあり、今回は氷のピエスモンテ(細工)を披露していただくことになりました。
近年ではこのような外来講習がなかったため、学生・職員共々ワクワクしながら心待ちにしていました。


ご自身で準備していただいた氷や彫刻に使う道具などを運び込み、講習がスタート!
今回は講習室ではなく、屋外での講習です。


今回のテーマはバレンタインをイメージし『ハートと2匹の魚』
デッサンを書き、しっかりイメージをして氷に表現していきます。


形が決まれば、チェーンソーなどを使い、大まかに形を作っていきます。


大きな機械を使って大胆に削られていく氷に学生も興味津々!
細かな表面の細工は鑿(ノミ)を使い表現していきます。

何個かあるうちの鑿の中には日本製のものもあるそうで、使い慣れていてとっても良いとのこと。
いろんな器具を使用しながらどんどん表面が削られていきます。


学生も体験!
鑿を持って、削る作業をやらせていただきました。


今回用意していただいた氷の柱は1mもある大きなもので重さはなんと140㎏!
彫刻用の上質な(透明度の高い)氷を作るためには、水質の良さと凍らせる温度も重要だそうで、この氷柱を作るのに−6℃~−8℃で4~5日間かけてゆっくりと凍らせていくことで、透明度の高い氷になるそうです。


そしてついに完成!!!


ライトを当てると削られたこまやかまフォルムが浮き出てきて、繊細さが伝わってきます。
最後はドランジュ氏と共に記念撮影!

Merci, M.DORANGE!!