FRANCE

辻調グループ フランス校

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調理外来講習 M. Hervé RAPHANEL(エルヴェ・ラファネル氏)/Le Belooga(ル・ベルーガ)

フランス校教壇から

2015.12.09

レクレール校の最寄りの街、ヴィルフランシュ=スュール=ソーヌVellefranche-sur-Saôneのホテル「イスィ・エ・ラICI & LA」内のレストラン「ル・ベルーガ」から、料理長のエルヴェ・ラファネル氏とティボー氏にお越しいただきました。

「ル・ベルーガ」は、リヨンを代表する料理人のひとりであるギィ・ラソゼ氏が監修しているレストランです。ラファネル氏はラソゼ氏の親友で、ポール・ボキューズのブラスリのシェフやアンスティテュ・ポール・ボキューズInstitut Paul Bocuse(ポール・ボキューズ学院)で勤務された後、「ル・ベルーガ」の料理長に就任されました。

 

紹介してくださった料理は、野兎を使用したフランス料理の名品、「リエーヴル・ア・ラ・ロワイヤルLièvre à la Royale」です。

 

ジビエの季節(秋から冬)にしか食べることのできない貴重な料理です。
ソースは野兎の血で濃度を付けており、とても濃い仕上がりになっています。付け合わせにはかぼちゃのピューレと根セロリのピューレ、スペッツェルが添えられています。

今回の講習では、オーブンでじっくり火を通す方法と、真空パックでの低温調理の2通りの作り方を紹介してくださいました。
「ル・ベルーガ」では真空パックで低温調理する方法を採用されているそうです。
調理法は違いますが、どちらも火通しには1晩を要し、4~5日間寝かせるという大変手間のかかる料理です。

 

お店からも完成品を持って来てくださったので、学生たちもこの貴重な料理を十分試食することができました。皆とても満足していたようです。

  

講習の助手を務めたのは、フランス料理研究課程の今西一志君(左から二番目)、木下寛己君(右から二番目)、都築拓真君(右端)でした。