【お祝いのための特別なワイン!】シャンパーニュ講習 Mme IVANOVA Kalina (イヴァノヴァ カリナ氏)/ GOSSET(ゴセ社)
今回の専門講習はフランス北部シャンパーニュ地方で生産される発泡酒、シャンパーニュについてです。お祝いの時に開けられるシャンパーニュはフランス人にとっても特別な飲み物です。白ワインの発泡酒が全てシャンパーニュというわけではなく、この名前を名乗るためにはシャンパーニュ地方で取れたブドウのみを使用し、醸造における厳しい基準をクリアしなければなりません。シャンパーニュについて学習するために、講師にはシャンパーニュ醸造所「Gossetゴセ社」からMme IVANOVA Kalina(イヴァノヴァ カリナ氏)をお招きしました。
イヴァノヴァ氏はゴセ社の輸出責任者をされています。数多くあるシャンパーニュ製造所の中でもゴセ社は最も歴史あるメゾンの一つで、赤ワインを作る醸造所としてスタートしました。のちにシャンパーニュを醸造なり、現在ではシャンパーニュをメインに造っていますが、ゴセ社では常に「ワインを醸造している」という考えがあるそうです。現在はシャンパーニュ以外のワイン(発泡性でないもの)は作っていませんが、赤ワインを使用して作るロゼのシャンパーニュはこの会社の象徴的な商品とされています。
講習ではイヴァノヴァ氏からゴセ社の歴史と、シャンパーニュの醸造方法の説明がありました。シャンパーニュの醸造法は厳しい規格が定められていますが、その規格以上に時間をかけたりと丁寧に作っているメゾンもたくさんあり、ゴセ社もそのうちの一つです。シャンパンの味をまろやかにする「マロラクティック発酵」をする醸造所が多い中、ゴセ社は「すっきりとした味を目指す」ためにこちらの発酵は行っていない数少ない会社です。他の会社のシャンパーニュを飲むときにゴセ社の特徴も思い出していただければ比較になると思います。
今回、試飲は三種類行いました。通常は白ワインから造られるシャンパーニュを最初に試飲するものですが、ゴセ社の自慢、赤ワインを使用したロゼシャンパーニュから試飲を開始しました。赤ワインを研究生に栓を開けてもらいました。高級レストランではシャンパーニュのコルクの音を鳴らさないように開けるのが通常であり、研究生の皆さんも音を鳴らさず上手に開けることができました!イヴァノヴァ氏は「それでもシャンパーニュはやっぱりお祝いの雰囲気を味わいながら飲んでほしいので、お家ではポンポン鳴らしていいと思います!我が家では子供たちが率先して音を鳴らして開けますよ!」とおっしゃっていました。二つ目はゴセ社のエンブレム的なシャンパーニュである三種のセパージュ(ピノノワール・ピノムニエ・シャルドネ)をブレンドしたもの、三つ目は年代が入った「ミレジメ」と呼ばれるシャンパーニュでした。シャンパーニュはいろいろな年のワインを合わせて醸造することが通常ですが、ミレジメは特においしくできた年のシャンパーニュのみで醸造されたものです。今回は2016年のものを試飲しました。貴重なシャンパーニュを試飲させていただける機会となりました!
研究生と一緒に先生も開栓に参加!
開けるのになかなか勇気がいります(笑)
ゆっくりコルクをまわして開けます。
一口にシャンパーニュと言っても使われているセパージュや醸造法によってもかなり味が変わります。他のシャンパーニュの会社もかなり違う味がするのではないでしょうか。フランスにいる間にお祝いする機会があった場合はいろいろなシャンパーニュを試していただきたいですね。


