【本当に来てほしい!フランス校】山崎 桜さん:2025年秋コース調理課程
【フランス料理の奥の深さに興味を持って】
私はもともとフランス校に進学したく、辻調理師専門学校へ入学しました。高校生の頃、フランス料理の授業でソースづくりや煮詰める工程の奥深さを目の当たりにし、「自分もこんな料理を作れるようになりたい」と強く思ったのがきっかけです。そして、家族にもフランス料理の魅力を知ってもらい、実際に食べてもらいたいという気持ちから更に興味が深まっていきました。海外へ行くのは今回が初めてで不安もありましたが、それ以上にフランスという国の食文化や、現地の食材に直接触れられることへのワクワクした気持ちの方が大きく、期待でいっぱいでした。
【日曜日にお店が閉まっている?!】
フランスに来て最初に驚いたのは、日曜日にお店がほとんど閉まってしまうことです。日本では日曜日こそ買い物日和で、ショッピングモールもスーパーも混んでいるのが普通ですが、フランスは街が静かになります。初めての日曜日にパン屋に行ったらシャッターが閉まっていて本当にびっくりしました。ですが、現地の人々にとっては当たり前のことで、日曜日には家族と友人とゆっくり過ごす日、買い物よりは「休むこと」を大事にする文化だと実感しました。
【作業工程を組み立てることの大切さ】
初めてのシミュレーション授業のことは今でも鮮明に覚えています。担当の先生から次に行う作業をフランス語で指示されるのですが、当時は全く理解できず・・・(笑)。その瞬間「これがフランスだ」と現実を突きつけられたような気持になりました。料理の状態をシェフに確認する時も、もちろん会話全てがフランス語。今では自分の知っている単語を並べながらなんとかコミュニケーションを取っています。完ぺきではなくても、伝えようとすることが大事なのだと実感しています。実習は二人一組で料理を仕上げるのですが、スピードと作業工程の組み立て方がとても重要だと感じました。私は「目の前のことに集中しすぎ」と言われることが多いので、周りを見ること、次に何をすべきかを常に考えることを意識するようにしています。この実習を通して語学力の向上はもちろん、より良い作業工程を組み立てることの大切さを強く学びました。
ナレ先生とフランス語で頑張ってコミュニケーションしています!
フォアグラ講習に来てくださった講師と一緒に。
【日本で基礎を学んだことも多くの学びに繋がる】
日本では八人で二つの料理を仕上げることが当たり前の環境でしたが、フランス校では二人で二つの料理を完成させます。最初は仕事量の多さやスピード感についていけず、焦ってしまうことも多くペアの相手に頼りきりになってしまっていました。しかし今では実習前に作業工程を組み立てたり、当日の流れを細かくシミュレーションしたりと、事前準備を入念に行うようにしています。そのおかげで少しずつではありますが、現場で働くことを意識しながら実習に取り組めるようになってきました。日本で基礎を徹底して学べたことで、シミュレーション実習での応用がより多くの学びに繋がっていると思います。
シャンパーニュの講習にて。
オプション授業は「フランス食文化」の講座を受講。
【休日の楽しさがあるので、日々の授業も頑張れる!】
私の部屋はパティシエの二人と一緒の三人部屋です。普段学校で関わる機会はあまり多くないのですが、同じ部屋で生活しているおかげで、お菓子について教えてもらったり、何気ない会話をしたりと楽しい時間を過ごしています。休日には一緒に「サロン・ド・ショコラ」や「フェット・デ・リュミエール(光の祭典)」にも行きました。勉強だけでなくこうしたイベントを共有できるのもとても良い思い出になっています。また、ミーティングや実習の引継ぎもすぐにできる距離にいるので、生活面でも学習面でも本当に充実していると感じます。私は卓球が大好きなので、休日に遊べる時間があるのも日々の授業を頑張れる理由の一つかもしれません(笑)。
パリのサロン・ド・ショコラに行ってきました。
冬休みにパリのディズニーランドに行きました!
【フランスでの素敵なご縁】
先日、家庭招待(学校のオーガナイズでフランスのご家庭に招待される)で訪問したご家庭で四品ほどの手料理をご馳走していただき、とても楽しい時間を過ごしました。これまでに何度も家庭招待を受け入れているご夫婦だそうで、ゆっくりと話をしてくださったり、緊張している私たちにたくさん話題を振ってくださったりと本当に優しいお二人でした。私のカタコトのフランス語にも耳を傾けてくださり、会話が弾むたびに「少しずつフランス語が上達しているかもしれない」と実感できたことがとても嬉しかったです。今では週末に会いに行ってお話をするほど仲が深まり、フランスでの大切なご縁のひとつになっています。
家庭招待でお世話になったご家族と一緒に。
【料理だけでなくお菓子も!】
私はフランスに来てから、初めてパンの本当の魅力に気付き、たくさんのブランジュリー(パン屋)を巡ってきました。元々甘いスイーツも大好きなので、パティスリー巡りも楽しみのひとつになっています。中でも私が一番好きなフランス菓子は「パリ・ブレスト」です。そしてフランス校の卒業生であるパティシエの先輩に教えていただいたお店「ALMAアルマ」がリヨンでおすすめのお店です!このお店のパリ・ブレストはヘーゼルナッツがふんだんに使われていて、ナッツの香ばしさとコクがしっかりと感じられ、とても美味しかったです。フランスを訪れる機会があれば、ぜひ一度食べてみてください!
【研修では現場の緊張感や作業の進め方を見たい】
もちろんスタージュ(研修)に行くことを希望しています。スタージュ先では日本人が自分一人になるため、フランス語でしっかりコミュニケーションが取れるか不安ですが、それ以上に実際の調理場の緊張感や作業の進め方を間近で見られることへの楽しみの方が大きいです。約五カ月という短い期間ではありますが、技術を吸収するだけでなく、シェフが料理に込める思いや考え方を、会話を通して知ることができたらいいなと思っています。スタージュ開始まで残りわずかですが、少しでも多くの技術と自分で考えて行動できる力を身につけられるよう、日々の実習に全力で取り組んでいきたいです。
【フランス校へ進学を考えている皆さんへ】
「本当に来てほしい」、その一言に尽きます!語学が心配だったり、実習についていけるのか不安に思っている方もいると思います。しかし、フランス校にはフランス語の授業もありますし、間違ったフランス語を使っても誰も笑ったり怒ったりしません。実習での不安点も先生方が親身になって相談に乗ってくださいます。たくさん失敗して、そのたびに改善策を考える、私はこの過程こそが成功への一番の近道だと感じています。「やってみたいけど間違えたらどうしよう」と不安で一歩踏み出せない人がいたら、私は「大丈夫、怖がらなくていいよ!」と伝えたいです。一緒にたくさん挑戦して、たくさん学んでいきましょう!
山崎 桜 (YAMAZAKI Sakura)
出身校 北海道三笠高等学校
辻調グループ出身校 辻調理師専門学校(大阪)調理師本科西洋料理クラス


