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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Xavier BRIGNON(グザヴィエ・ブリニョン氏)/ Xavier BRIGNON(グザヴィエ・ブリニョン)

フランス校教壇から

2023.03.02


今回お越しいただいたのは、フランス校より車で2時間半ほどのブザンソンという街にあるパティスリー「グザヴィエ・ブリニョン」のグザヴィエ・ブリニョン氏です。ブリニョン氏は調理・製菓の専門学校を卒業後、フランス、スイス、カナダ、アメリカなど世界の有名レストランやパティスリーで経験を積み、フランスで行われた製菓コンクール・皿盛りデザート部門で優秀な成績を残すなど様々な実績のあるシェフです。

ブリニョン氏に披露して頂いたお菓子は


GANACHE A LA CORIANDRE TORREFIEE CREME NOISETTE SORBET POMME VERT COMBAVA

(ガナッシュ・ア・ラ・コリアンドル・トレフィエ・クレーム・ノワゼット・ソルベ・ポム・ヴェール・コンバヴァ)

しっとりと焼き上げたチョコレートの生地に、炒ったコリアンダーで香りづけしたチョコレートクリーム、自家製のヘーゼルナッツクリームを重ね、コンバヴァ(日本名はこぶみかん)を効かせたシャーベットを合わせた風味豊かなデザートです。このデザートはブリニョン氏がコンクールで賞を取られたもので、通常では店舗でも食べることのできない特別なメニューです。

今までフランス校でも様々な食材を体験してきましたが、製菓食材として初めて見るものをどのように使うのか、研究生はブリニョン氏の動きをしっかりと目で追い続けます。作業の途中途中で上がる匂いで味がイメージ出来きたでしょうか?

フランス校に講師としていらっしゃるシェフは皆さん気さくな方ばかりですが、ブリニョン氏はその中でも特にお茶目で研究生全員を笑顔にしてくれます。そんな楽しいコミュニケーションを研究生と交わしながらもブリニョン氏の作業は一つ一つがとても丁寧かつ正確で、見る見るうちに完成となりました。

初めて食べた食材の組み合わせはどうでしたか?

アシスタントを務めた研究生のコメント

「シェフの無駄のない動きや皿盛デザートならではの技術を見て一緒に作業できたことは、とてもいい経験となりました。自分からコミュニケーションをとることが難しく、それが悔しかったので日常でももっとフランス人の先生に話しかけようと思いました」

「メニューを見て、こう作るんだろうな、と想像していたものがまったく違って、アシスタントをしていてもなかなかシェフに動きを合わせることが難しかったです。新しい目標を見つけることができた講習になったと思います」

Merci,M. BRIGNON!!