【刺激と学ぶことの多い日々です!】米田 愛矢さん:2025年秋コース 製菓課程
【パティシエとして大きく成功できるチャンス】
フランス校への進学を目標に辻調理師専門学校 東京に入学しました。洋菓子の本場であるフランスで学ぶことは、技術や知識を身につけるだけでなく、フランスの文化や地方ごとの特徴を知ることで、フランス菓子をより深く理解し、より楽しく、美味しいお菓子を作れるようになる貴重な機会だと思いました。また、パティシエとして大きく成長できるチャンスでもあり、将来の糧になる経験として、ぜひフランス校で学びたいと思い入学を決めました。
【国を挙げて素晴らしい技術を守る姿勢に感動】
フランスの街並みは、良い意味で昔ながらの景色が大切に守られていて、とても素敵だと感じました。建物の外観はもちろん、細かな装飾に至るまで芸術品のようなものが多く、街を歩いているだけで楽しくなります。
また、レストランでも各地方の料理やお菓子を大切にしながら、伝統を守りつつ現代風に進化させている点がとても印象的です。特に、M.O.F.(フランス最優秀職人章)という、伝統や匠の技を受け継ぐ職人に与えられる称号があり、国をあげて素晴らしい技術を守り続けようとする姿勢に感動しました。
【フランス人は思っていたより優しい!】
フランスに来て、挨拶の大切さを強く実感しました。お店に入るとき、店員さんに話しかけるとき、バスに乗るときなど、どんな場面でも「ボンジュール」と言うと、必ず優しく返してくれます。フランス人は冷たいというイメージを持っていましたが、実際は全くそんなことはなく、拙いフランス語の注文でも一生懸命聞いてくれたり、少し話せるだけで「とても上手だね!」と褒めてくれます。日本人だと分かると「こんにちは」「ありがとう」と声をかけてくれることもあり、とても嬉しくなります。
日本では知らない人に話しかけることは少ないですが、こうした文化はとても素敵だと感じています。
外来講師のアシスタントをしました。
【大変ですが充実した実習です】
実習では、フランス人のドゥムール先生がフランス語で指導してくださるため、理解が難しい場面もありますが、毎日さまざまなお菓子を見て、作って、味わう中で多くのことを吸収しています。少人数でたくさんのケーキを仕上げていくため、大変ですがその分お菓子に触れる時間がとても多く、充実した楽しい実習だと感じています。
講習では先生との距離が非常に近く、技術だけでなく、生地やクリームの状態の変化、香りなど、さまざまな視点から学ぶことができます。
また、昼食や夕食ではキュイジニエの方が作るフランスの地方料理などをいただけるため、製菓を学びながらフランス料理にも触れることができ、とても良い刺激になっています。
【友達との共同生活も楽しい】
寮では友達と毎日一緒に生活しているのでとても楽しく、フランス語や実習で分からないことがあればすぐに聞き合える環境です。お互いに励まし合い、刺激し合いながら過ごせるのはとても心強いです。休日には共有スペースに集まり、ワインやチーズを買ってきて食べ比べをするなど、フランスでの生活を満喫しています。
休日にはパリに行き、サロン・デュ・ショコラ・パリや、ルーヴル美術館、オランジュリー美術館などを巡りました。ヴァカンスでは、ドイツのミュンヘンで本場のクリスマスマーケットを楽しむ予定です。また、レンヌに滞在し、モンサンミッシェルやサンマロを観光する計画も立てています。
ボーヌのワイン醸造所見学にて
クリスマスも近づきあちこちがデコレーションされています。
【食べ歩きでもフランス文化を学べました】
リヨンにあるブラッスリー・ジョルジュを訪れ、オニオンスープや牛肉のタルタルなど、フランスらしい料理をたくさん味わいました。終盤には友人の誕生日サプライズとしてプレートをお願いしたところ、店内が暗くなり、花火の乗ったプレートが運ばれてきて、周りのお客さんも一緒にお祝いしてくれるとても楽しい時間になりました。また、学校の食べ歩き企画でシャトー・モンジョリーにも伺い、初めてミシュランガイド星付きレストランで食事をしました。コースの流れやアシエット・デセールなど、新しいお菓子の表現を学ぶことができ、とても勉強になりました。
生ガキに挑戦しました!
学校企画の食べ歩きにて。
冬休みもいろいろなところに出掛ける予定です。
【不安もあるけど楽しみにしている研修】
研修を希望しています。日本でもパティシエとして本格的に働いた経験がない中で、いきなりフランスで働くことには不安もありますが、それ以上にフランスのお店で新しい学びを得られることへの楽しみが大きいです。研修期間が春から夏にかけてなので、フランス校ではあまり触れられなかった季節のフルーツや、冬と夏での商品構成の違いなども体験できるのではないかと楽しみにしています。フランス校生活も残り約半分なので、研修に行けるよう、フランス語と実習の両方にしっかり取り組んでいきたいです。
【フランス校へ進学を考えている皆さんへ】
フランス校では、日本では学びきれない多くの技術や知識、そして芸術的な発想に触れることができます。少しでも迷っているなら、思い切って来てみてほしいです。異国の地で学ぶ大変さはありますが、それ以上に得られるものが多く、自分の成長につながる貴重な経験になると思います。
ドゥムール先生と一緒に
米田 愛矢 (YONETA Aya)
出身校 北海道 酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校
辻調グループ出身校 辻調理師専門学校東京校 製菓課程


