皆様、こんにちは！
辻調理師専門学校　高度調理技術マネジメント学科1年生01クラスの副担任の酒井です。

01クラスの学生が辻調理師専門学校に入学し、半年が経ちました。
授業も残り半分、後期がスタートしています！

以前は、入学して1か月後の調理実習の様子をお届けしました。
https://www.tsuji.ac.jp/college/chorishi/blog/cat1277/post_537.html
その際に少しだけご紹介した「スキルアップ」に今回は密着していきます！

辻調理師専門学校では、放課後に各自自主練習を行うことができ、それを「スキルアップ」と呼びます。
もちろん職員が1人以上教室についているので、わからないことがあればすぐに質問することができます。

密着した日はみんな、桂剥きの練習をしていました。
もうすぐ中間試験があるので練習に励んでいるようです！

・密着1日目（火曜日）
密着したこの週は月曜日が祝日だったので、火曜日スタートです。
教室を覗くと...1人発見しました！
「何しているの～？」と聞くと、「桂剥きの練習です！」と元気いっぱいに返答してくれました。

この長さの桂剥きは相当な集中力が必要ですが、
しっかり集中して、大根が切れることなく剥き続けられています。
試験もきっとうまくいきますね！がんばってねーー！！！

・密着2日目（水曜日）
この日は自主練習ではなく、次の実習に向けてみんなで打合せをしていました。
調理実習では各班で料理を作成しますが、誰がどの役割を担当するか、
何時までに仕込みを終わらせて何時から仕上げ始めるかのタイムスケジュール、
これらを事前に話し合って決めておくことで、実習の効率がかなり上がります。
明日の調理実習に期待です！

・密着3日目（木曜日）
この日は...3人が頑張っていました！

少しお話を聞いてみましょう！
「どうして桂剥きをしているの？」

「試験の練習です！最初の皮剥きの時にガタガタになってしまって円柱にならないことが課題です...」



「剥いたときに奥と手前の厚さが違ってしまうことが難しい...」

「円柱にすることが難しい...」
日本料理担当の鈴木先生にコツを聞くとすぐにご指導いただけました！
スキルアップに参加する学生の数にもよりますが、普段の調理実習に比べると小規模なので、
先生とも距離感が近く、すぐに質問できることがスキルアップのメリットです。

この後も1時間ほど桂剝きに集中して取り組んでいました。
試験もがんばってねーー！！！

・密着4日目（金曜日）
この日は...4人発見しました！

みんな桂剝きの練習に励んでいますね。



この日は午前中に日本料理の実習がありました。
実習中に教わった内容を復習しているようです。

包丁を研いでいる学生もいました！

「包丁の切れ味が悪くなってきたので...」とのこと。
綺麗に桂剥きをするには、技術だけでなく包丁の切れ味も必要不可欠です。
これは桂剥きに限らず、全ての切りものにおいて重要なポイントです。
包丁の切れ味が悪くても力いっぱいに包丁を動かせば物は切れますが、
その分食材の細胞が潰れて味や触感が悪くなりやすく、見た目も悪くなりやすいです。
また何より、力を込める際に怪我のリスクも高まります。

怪我のないように！がんばってね！！

放課後はスキルアップに限らず、アルバイトでの料理経験や、自宅での自主練習等、
学生みんなそれぞれの場所で勉強に励んでいます。

料理に限らず、趣味・特技を活かした仕事など、
クラスの半分以上の学生が様々な分野のアルバイトをしています。
中には、ミシュラン３つ星のレストランでアルバイトしている学生も！

今回はスキルアップに密着してみましたがいかがでしたでしょうか。
放課後に頑張っている学生を見ると、「私もがんばらないと！」といつも前向きな気持ちになります。

進級まであと半年！
まずは後期中間試験をがんばってくださいね！

～プロフィール～
辻調理師専門学校　西洋料理
酒井 はづき

小さいころから料理とお菓子作りが大好きでした。
パティシエ、栄養士、ブライダルシェフ...様々な料理関係の仕事を夢見ましたが、
まずは知識と技術をたくさん学びたいと思い辻調に入学し、職員になりました。
勉強は苦手ですが好きなことの勉強はとても楽しいです！