OSAKA

【学生ブログ】新しい価値の創造

在校生ブログ
高度調理技術マネジメント学科

2025.07.15

辻調理師専門学校、高度調理技術マネジメント学科03クラスの森永です。
今回は"捨てられるはずの食材が生まれ変わる感動"ということで、
私たちが食と環境ワークショップの授業の一環で実際に体験した
フードサルベージパーティーについてレポートします。

先日、私たち03クラスはエイチ・ツー・オー リテイリング 高橋諒さんと
一般社団法人フードサルベージ 平井巧さん主催による「フードサルベージパーティー」に参加しました。


フードサルベージパーティーとは、家庭やお店で余りがちな食材や、賞味期限が近いがまだ食べられる食品を持ち寄り、
みんなでアイデアを出し合いながら料理を作って楽しむイベントです。
「食品ロス削減」という言葉はよく耳にしますが、
実際に自分がどれだけ無駄にしているかを考えるきっかけにもなります。

テーブルの上には各自が持ち寄ったさまざまな食材が並んでいました。
私が持ってきたのは、皆さん幼い頃に一度は食べたことがあるであろう蒲焼さん太郎。
ほかの人は、賞味期限が近い豆乳や、バナナ、唐辛子など果物から調味料まで
多種多様なものを持ち寄っていました。
それぞれの食材に「なぜ余ったのか」「どうして使い切れなかったのか」というエピソードがあり、
思わず共感してしまいました。


食材が出揃ったところで、みんなで「これとこれを組み合わせたら美味しそう」
「こんな料理はどう?」とアイデアを出し合いました。


普段はレシピ通りでしか料理しない私ですが、自由な発想で料理を考えるのは新鮮でした。
例えば、余った香草はジェノベーゼソースに、しなびた野菜はスープや炒め物に、
レトルト食品はパスタソースに変身。
みんなで協力し合いながら、どんどん料理が出来上がっていきました。

完成した料理をテーブルに並べて、いよいよ実食タイム。
見た目も華やかで、とても「余りもの」とは思えない美味しさに驚きました。
自分では思いつかないような組み合わせや、
他の人の工夫に触れることができ、料理の幅が広がった気がします。
また、「これ、家でも作ってみたい!」というレシピもたくさん見つかりました。



サルベージパーティーが教えてくれたこと
この体験を通して感じたのは、「食材を無駄にしないこと」の大切さです。
普段何気なく捨ててしまっていた食材も、工夫次第で美味しい料理に生まれ変わることを実感しました。
また、みんなで協力して作り上げる楽しさや、食を通じて新しいつながりが生まれる温かさも魅力です。

サルベージパーティーは、食品ロス削減という社会的な課題に楽しく取り組む素晴らしいアイデアだと思います。
これからも、家で余りがちな食材を無駄にせず、工夫して料理を楽しみたいと思いました。
もし機会があれば、ぜひ皆さんも参加してみてください。きっと新しい発見と感動が待っています!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科3年
森永 健仁(もりなが けんと)
西洋料理専攻
出身地:大阪府大阪市城東区。
好きな食べ物は、筑前煮です。
休みの日は、カフェ巡りや読書をするのが趣味です。

辻調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科3年
宮原 康綺(みやはら こうき)
西洋料理専攻
趣味は、料理以外ではスポーツ観戦(ラグビー)です。