OSAKA

西洋料理の期末試験

高度調理技術マネジメント学科

2025.08.19

皆様、こんにちは。

高度調理技術マネジメント学科で1年生の担任をしている木下です。

高度調理技術マネジメント学科は3年制の学科です。
1年目は他の学科の1年生と同じように
和・洋・中の全てのジャンルの基礎知識、技術を学びます。

4月の入学から4か月がたち、学校では期末試験の時期になりました。
今回はこの西洋料理の期末試験の様子を見ていきたいと思います。

西洋料理では、包丁研ぎから始まり野菜の様々な切り方や火通しの方法、
スープやパスタのつくり方などを勉強してきました。その結果を示す機会となります。
学生たちにも少し緊張した様子が見られますね。
でもみんなが今までやってきたことを全部出していけば、きっと大丈夫です!

期末試験では、じゃがいもと人参を1cm角の角切りにしてそれを塩ゆがきにします。
それを、グリンピースと共にマヨネーズで和えてサラダに仕上げます。
ポイントとして確認しているのは
・衛生的な仕事を行っているか
・同じ大きさに切りそろえられているか
・塩ゆがきで味を付けられているか
・柔らかくゆがくことが出来ているか
・マヨネーズの量が適切であるか。
など、さまざまな部分を見ています。

それでは試験開始です!まずは手洗いをしています。衛生面もしっかり考えていますね。


じゃがいもと人参を洗って、皮をむいていきましょう。
時間制限があるので、みんな急いで皮をむいています。



野菜の皮をむくときに、西洋料理ではエコノムという器具を使って皮をむきます。
この器具は一定の厚さで皮をむくことができ、
先端の尖ったところでジャガイモの芽と抉り取ることもできる便利な器具です。
西洋料理は、用途に合わせた様々な器具を使っていくのも特徴です。


皮がむけたので、角切りをしてきます。
でもここで慌てない!

塩ゆがきをするためのお湯を沸かしていきましょう。
料理を段取りよくつくるための合理的な方法です。
ただ料理をつくることができるだけでなく、
より実践で生かせるよう、考えることができてきていますね。



角切りを始めます。
きれいな形に切りそろえるにはまっすぐに包丁を動かすことがポイントです。
両刃の包丁では少しの傾きで、斜めに包丁が進んでしまいますので
みんな慎重にまっすぐになるように包丁を動かせていますね。
中間試験でもこの角切りの試験を行っていますので、
みんな自信をもって切ることが出来ている様子です。


切ってゆであがった野菜をマヨネーズと和えてお皿に盛りつけています。
野菜それぞれがバラバラにならずに適切なマヨネーズの量で和えられていますね。


先生の採点を緊張しながら見守っています。
結果はまだわかりませんが、時間内に出来上がりほっとしている様子も見受けられますね。


片付けは全員でテキパキと終わらせています。
実習では個人の技術だけではなく、
協力して物事をこなしていくことも覚えていってくれています。


これからも高度調理技術マネジメント学科では、
西洋料理だけではなく、様々なジャンルの料理の勉強をしていきます。
楽しみながら知識や経験を積んでいってくださいね。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理担当
木下 雄介

辻調に入学し、フランス料理を勉強してその論理的な考え方が大好きになりました。
料理だけでなく美術を見るのも大好きで、よく美術館に行っています。
学生の皆さんには料理を楽しく、理解してつくることができるよう教えていきたいと思います!