「第18回 製菓衛生師養成施設技術コンクール全国大会」までの軌跡
2026年2月7日・8日の2日間にわたり、
本校で第18回製菓衛生師養成施設技術コンクール全国大会が開催されました。
本校からは、洋菓子部門で2名、和菓子部門で2名の学生(黒岩春菜さん・小玉彩乃さん)が出場しました!
今回は和菓子部門で出場した2人にフォーカスし、大会当日までの軌跡をお届けします。
まずは時を遡って7月上旬。
初夏も過ぎ、暑さが本格化してきた頃。
コンクール学内代表者選出の為の予選が行われました。
1次審査は練切の包餡・成形。2次審査はレシピでの書類審査となり、
その中から優秀者が選出されます。

1次審査にはたくさんの学生が参加してくれました!
日ごろの練習の成果を発揮し、審査に臨みます。
厳しい審査を潜り抜け、次なる2次予選へ。
どれも創意工夫にあふれた素晴らしいレシピばかり。
和菓子の先生全員の投票で決まり、選ばれるのはたった2人...。
激戦の中、黒岩さんと小玉さんのレシピが選ばれました!
ここからが本当のスタートライン。
2月の全国コンクールに向けての第一歩を歩み初めました。
コンクール内容には、2種類の課題があります。
1つは定められた内容の課題をこなし、技術力を競う規定課題。
もう1つは自身で考案したレシピを基にオリジナルのお菓子を作製する自由課題。
こちらは味見審査もあり、見た目はもちろん食べて美味しいお菓子である事が重要です。
~自由課題試作中の風景~


まずは思い描いたレシピを形にする作業から始めていきます。
レシピに沿ってそれぞれ思いを乗せたお菓子をイメージから形にしていきます。
餡はどんな固さがいいか?中に入れる材料の割合、生地の蒸し具合はどれくらいがいいか?
味のバランスは?食感は?
サポートの先生達と意見を交換しながらお菓子の基盤を作っていきます。
2人とも朗らかな雰囲気で楽しく、時には真剣に作業しています!
どちらも、とても可愛いお菓子で完成するのが楽しみです。

少し時が進み9月上旬。
まだ残暑が厳しいですが、少しずつ鈴の音が聞こえてくる時期です。
夏休みが明けてレシピの提出まで後少し!
休み前の記憶を取り戻し様々な課題に向き合いながら試行錯誤の連続です。
自分が納得いくまで、いくつものパターンを試していきます。
お菓子に向き合うその姿は真剣そのもの。
職員も全力でサポートします!!!
はたして最終的にはどんな作品が出来上がるのでしょうか。
9月の半ば。
代表者として選ばれた学生たちの表彰授与式が執り行われました!
校長先生から賞状と共に激励の言葉をいただき、
学校の代表として学生達も職員も背筋が伸びる思いでした!
ここから先も大変だけど、少し立ち止まって...
みんなおめでとう!!!
大好きな担任の尾岡先生ともパシャリ!
少しずつ秋の気配を感じられる様になってきた10月中旬頃。
規定課題の練習が始まりました。

時間内に練切を赤・黄・青の3色の色素から指定された10色に着色します。
絶妙な色の調整がとても難しく、何度も何度も練習して色彩感覚を磨いていきます。
自由課題と同じく大切な練習です!
12月中旬。
年の瀬も近づき、寒さが本格的に厳しくなってきた頃。
昨年度、コンクールに出場した卒業生が応援に来てくれました!
実際に本番の空気を感じ戦い抜いた先輩にたくさんアドバイスをもらい、
2人にとっても、とても良い刺激になりました。
年が明けたら2月の本番まであっという間。ひたむきに頑張る姿を先輩も応援しています!
あっという間に年も明け1月中旬。
本番まであと2週間と少し。
学内では、たくさんの学生と先生方に集まっていただき壮行会が行われました。
調理、製菓の選手たちがコンクール当日への意気込みを発表し、会場は大きな拍手に包まれました!
和菓子に挑む2人も意気込み十分でした!
本番直線、最後の通し練習の日。
両手の指では数えきれないほど、試作を重ねて作品が完成しました!
黒岩さんの作品「月見草」 
小玉さん作品「心恋(うらごい)」

デザイン、味共に自信をもって送り出せる作品になりました!
本番は緊張の中、悔いのない最高のパフォーマンスができる事を職員一同祈っています!
2月7日
いよいよコンクール当日。大阪では珍しく雪が降り、かなり冷え込みました。
会場の前で思い出に残る写真をパシャリ!
7日、8日の2日間で規定課題、自由課題を完成させます。
1日目:規定課題、自由課題(前半戦)
2日目:自由課題(後半戦)、表彰式
ここまでの努力してきた成果を全力でぶつける時。
審査員の視線がたくさんある張り詰めた空気の中、最善を尽くし仕上げました。
後は結果を待つのみ...。
続々と表彰者の名前が呼ばれる中、2人の名前は呼ばれるのでしょうか...。
職員も緊張の一瞬です―――
結果は。
なんと2人共に入賞!!!
小玉さんが文部科学大臣賞(総合1位)、黒岩さんが協会会長賞(総合2位)を受賞!!!
名前を呼ばれた瞬間、高揚と感動で溢れんばかりの涙が。

2人には賞状とトロフィー、優勝賞品が授与されました!
2人共、本当におめでとう!!
因みに、洋菓子部門でも厚生労働大臣賞(総合1位)を受賞しました。
皆さん、お疲れ様でした!!!
7月から始まった約8ヶ月間のコンクールは、2人にとってこれからの未来に繋がる
かけがえのない経験になったと思います。
全国のコンクールに挑むという事は誰でもできる事ではありません。
この大舞台に挑戦をした2人に心からの敬意と祝福を!!
~プロフィール~
辻調理師専門学校(2022年卒業 62期生) 和菓子担当
逢坂 健太
大阪府出身
創作と芸術の経験を活かして、和菓子の魅力を伝えます。
辻調理専門学校(1986年卒業 26期生) 和菓子担当
金澤 賢吾
長崎県出身
歌をこよなく愛す、和菓子職人をめざします。


