OSAKA

ヨーロッパ研修旅行へ行ってきました!!

調理技術マネジメント学科

2025.12.10

ciao tutti. 西洋料理の野上です。

さぁ、今回はヨーロッパ研修旅行へ行って来ました!がお題になります。
今年もイタリアはフィレンツェ、パルマ、そして、フランスはパリと、美食と芸術の街に行ってきました。
それでは、どんな旅だったか見ていきましょう!

出発当日です。
朝7:00、関西空港に集合ですが、遅刻することなく全員集合!
早速、添乗員さんから搭乗手続きの説明を受けます。


中には初海外の学生もいて、旅のワクワク感と緊張感が入り混じっています。
そして、それぞれでチェックインして無事に出国審査も通過し、これから約14時間のフライトで
まずは経由地、ドイツのミュンヘンへ向かい、そして芸術の都フィレンツェを目指します!


現地時間20:30、やーっとフィレンツェ空港に到着!

(日本とは時差が8時間あるので日本は翌朝の4:30です・・・)
ホテルまでのバスの車中でイタリアでの過ごし方やホテルでのルールなど
レクチャーを受け、無事にチェックイン。部屋に入り、ようやく一息。
ここで「やっと着いた!」という安堵感が広がり、長かった一日が終了です。

翌日、朝はちょっぴり冷え込みますが天気は快晴。


朝からそれぞれフィレンツェの街中へと出かけていきます。
フィレンツェは街そのものが美術館のようで、歩くだけで歴史と芸術に包まれる感覚は格別です。
そして学生たちはメルカート・チェントラーレ(中央市場)へ行って日本とは違う食文化を体感したり、


ルネッサンスが生んだフィレンツェのシンボル、ドゥオモ(大聖堂)を中心とした街中を散策したり


バスで丘の上にあるミケランジェロ広場に行ったり

思い思いに過ごしました。

街角のバールでエスプレッソ・コーヒーを飲みながらも、すぐそばには数百年前の彫刻や建築がある。

学生たちが「日常の中に芸術がある」という感覚を体験できたのは、まさにフィレンツェならではです。

そして、それぞれが計画を立てた、食事も満喫しています!
屋台でフィレンツェ名物ランプレドット(赤せんまいの煮込み)のパニーニを食べたり、
有名店のピッツァを食べたり、トスカーナ州の名物料理を食べたりしました。

屋台から高級店まで幅広く楽しめるのがフィレンツェの醍醐味です。

イタリア滞在最終日。
この日は朝からみんなでバスに乗って、エミリア=ロマーニャ州のパルマへ移動して
パルメザン・チーズと生ハムの生産所へ研修に向かいます。
イタリア料理の授業でも教材のスライドで製造工程を見たりしていますが、
実際に現地で製造工程の見学、生産者から説明を受けるというリアルな体験は迫力があります。

パルメザン・チーズの生産所。


ダニエラさんの丁寧な説明で、ミルクからチーズへと変わる過程の奥深さを実感しました。



そして、見学後は試食タイム。


そしてご近所さん、生ハムの生産所へ。


塩漬けから熟成まで、時間と手間を惜しまない職人技に感動しました。


そして、見学後の試食タイム。


オーナーのクラウディオさん。

後継者を探しておられるというお話を聞き、伝統的な食文化を守る難しさを考えさせられる場面でした。

そして、フィレンツェに帰って来て、夜はみんなで地元で評判のリストランテで食事です!
オーナー直々に肉のプレゼンテーションです。


「キョウハ、コノニクヲ、ヤキマース!」オーナーの熱のこもった宣言に、場の空気が一気に盛り上がります。


そして明日は早朝からパリへ移動。
新しい街、新しい食文化が待っている期待感と、フィレンツェを離れる名残惜しさが入り混じる時間です。
そしてフィレンツェ最後の夜も更けてゆきます。

移動日。さぁ、いよいよ舞台はパリへ!
到着後、空港からパリ市内へ移動して市内観光へ。
エッフェル塔をバックにパシャリ。


その後、ホテルまでのバスの車中でパリでの過ごし方や治安の事、
地下鉄の乗り方などのレクチャーを受け、無事にホテルにチェックイン。
今日から3日間、観光、食べ歩き、ショッピングなど、学生たちが立てた計画通りに行動します。

フィレンツェと違ってパリは広い!
フィレンツェでは基本、徒歩で移動でしたが、パリは広大で見どころが点在しているため、
メトロ(地下鉄)の存在が欠かせません。

ナヴィゴ・イージー(日本でいうイコカやスイカのようなもの)にチャージし、
メトロでそれぞれ計画通りにパリの街中へと出かけて行きます。


市場へ出かけ、フランスならではの食材を見て食文化を直に感じたり、
凱旋門に登ってシャンゼリゼ通りを見下ろす圧巻の景色を体験しました。



オペラ座ではシャガールの天井画や豪華な装飾に触れ、芸術の都パリの華やかさを体感し、
世界最大級の美術館ルーブルでは数々の名作に出会って感動。


紹介しきれないくらいパリも見どころ満載です!

そして、しっかり計画を立てた、食べ歩きも満喫しています。
ミシュラン星付きのレストランでは洗練された技術、そして料理だけでなくサービスや空間も含めて体感しました。


老舗のブラッスリーではクラシックなフランス料理を肩肘張らずに楽しみ、
日本人シェフのレストランでは日本人ならではの繊細さとフランス料理の融合を体験しました。


地元のパリジャンおすすめの店では観光客向けではなく、地元の人が通う店でリアルな食文化を体感でき、
数えきれないほどのおいしい料理を食べ尽くしました。


そして楽しかった8日間は、あっという間に過ぎ、充実したヨーロッパ研修旅行が終わって
無事に帰国となりました。

今回の旅行は単なるイベントではなく、日常では得られない体験や人との関わりを通じて、
学生たちの心に深く刻み込まれた事と思います。
時間が経つにつれて、その記憶は「思い出」から「学び」へと変化し、
人生の中で確かな支えになっていくでしょう。
さぁ、残りの学校生活、後半戦も頑張っていこう!!


~プロフィール~
辻調理師専門学校 
西洋料理(イタリア料理)
野上 昌徳

北イタリアのピエモンテ州とエミリア=ロマーニャ州で研修。
別名 陽気なロマニョーロ(研修先のロマーニャ地方が大好きなため)
イタリアと天下一品のこってりをこよなく愛する男。