前期の授業を終えて、4か月でこんなに成長しました。
みなさん、こんにちは!
調理師本科31クラス担任の山﨑頌悟 です。
今回は調理師本科の実習風景をお届けします。
4月の入学時点では、ほとんどの学生が料理未経験で、包丁を握ったことすらない学生もいます。
そんな初心者からのスタートですが、調理師本科では料理の基礎をしっかりと1年間かけて指導し、
料理業界への就職を目指す学生たちの成長を日々見守っています。
つい最近、1年間の前半にあたる授業が終了し、学生たちは夏休みに入りました!
この4~7月の約4か月間で様々な技術や知識を習得し、多くの料理をつくれるようになりました。
中国料理実習での成長
中国料理の実習では、初回の授業で氷を使って鍋振りの練習をしましたが、
初めて扱う中華鍋に学生たちは大変苦戦していました。

しかし実習が進むにつれて中国包丁の扱い方にも慣れ、鍋の振り方も様になってきて、
一人で料理を仕上げるレベルにまで成長しました!
最初はぎこちなかった手つきも、今では自信に満ちた動きに変わっています。


美味しく仕上がった炒飯を食べて満足げな表情を浮かべる学生たち。
その笑顔を見ていると、私たち教員も嬉しくなってしまいます。
西洋料理実習での挑戦
私が担当する西洋料理実習では、まずフレンチドレッシングやマヨネーズのつくり方を学び、
それらを使ってサラダをつくる基礎から始めました。
手作りドレッシングが簡単につくれることに驚く学生も多く、
「家でもつくってみたい!」という声がよく聞こえてきます。

ある日の実習では、練習で細かく刻んだ玉ねぎを使って辻調特製カレーをつくりました。
涙を流しながらも一生懸命玉ねぎを切る姿は、まさに料理人の卵そのものです。


出来上がったカレーを前にテンションが上がっているのか、笑顔が輝いています!
学校生活にも慣れてきて、毎日学生同士でワイワイと楽しそうに実習に取り組んでいます。

オムレツへの挑戦
西洋料理ではオムレツも全国学生コンクールの課題になるなど、必須の技術となります。
卵の扱い方や火加減の調節など、奥の深い技術を習得していかなければなりません。
まずはオムレツの形をした練習用の道具で鍋振りの練習をしています。
少し可愛らしい光景ですが、真剣そのものです。
イメージトレーニングを積んだ後、いざ本番!真剣な表情でオムレツと向き合う学生たち。
最初はなかなか上手くいかないものですが、練習を重ねることで必ず身につく技術です。
失敗を恐れず、何度でもチャレンジする姿勢が素晴らしいですね。
実務家教員実習での贅沢体験
7月に入ると、現役でホテルの料理長として活躍されている先生による特別な実習授業が始まりました!
普段の授業とは一味違う、プロの現場で培われた技術を直接学べる貴重な機会です。
今回のメニューは、オマール海老(ロブスター)を使った豪華なパスタです。
実習でこれほど多くのオマール海老を使用することは、普段では見ることのできない貴重な機会です。
学生たちの目も輝いています。
まずは生きたオマール海老の下処理を先生に教えてもらい、
その後自分たちでオマール海老をさばいていきます。
命をいただくことの大切さも同時に学んでいます。

上手に仕上がったパスタを手に、素敵な笑顔を見せてくれました!
プロの技を間近で学べる貴重な時間となりました。
成長への期待
このように調理師本科では様々な料理を学びながら、将来の夢に向けて日々技術を磨いています。
4か月間での成長ぶりには本当に驚かされますが、これはまだスタート地点。
後期からはさらに高度な技術や、より実践的な調理法を学んでいきます。
今後も学生たちの授業の様子や成長の軌跡をお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね!
ありがとうございました!
~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理担当
山﨑 頌悟
大阪府出身
料理をつくるのも食べるのも大好き!
日頃から身体づくりにも励んでいるので、健康や体型を意識しつつ美味しく食べられる料理を日々考えています。
「健康で豊かな暮らしを」がモットーです!


