【本場フランスの技術を吸収したい】味方 友実さん:研修先 L'Ecrin de Yohann Chapuis(レクラン・ド・ヨアン・シャピュイ)
【ブルゴーニュの街にある研修先】
私の研修先はTournus(トゥルニュ)というフランス校の北に上がったブルゴーニュの街にあります。レストランのすぐ後ろに修道院があって、夜暗くなってから見るとCGのように見えるくらい迫力があります。研修先にはガストロ(高級料理店)とビストロ(大衆的料理の店)があり、ガストロの方はミシュランガイド一ツ星を獲得しています。私はガストロで働いていますが、ビストロの仕込みも回ってきます。収容人数はガストロで35人から40人くらいです。客層はカップルから家族までさまざまです。
お店正面
修道院が見えます
厨房の様子
【同僚にも助けられています】
仕事はアミューズブーシュ、アントレ、魚料理の仕上げ、切りものなど仕込みをしています。シェフのシャピュイ氏はとても気さくな方で、スーシェフははじめとても人見知りでしたが慣れてくると面白い人です。アミューズと魚料理を一緒に担当している同僚が二人いて、一人はとても優しく私のつたないフランス語も聞き取ってくれるので助かります。もう一人とはたまにうまくいかないこともありますが、仕事を取られないように食らいついています。他部署担当の同僚もとても優しく目を見てわかるようにしっかりと伝えてくれます。
厨房で働く同僚
担当したお皿の一部です
シェフのシャピュイ氏
【休みの日はのんびり過ごせています】
住んでいる街には生活に必要なものは何でもあり、困ることはありません。静かなところなので落ち着いて生活できています。近くに大きな川があり、気分転換に行ったりします。研修先の周りには特に何もないので(笑)部屋でゆっくりしたり、スーパーをはしごしてどちらにおいしそうなものがあるか比べたりもします。火曜水曜と連休なので、リヨンに行ったり、仲のよい子のスタージュ先に遊びに行ったりしています。
同僚と一緒に
メンバー全員で乾杯
【研修先で学んだこと】
スピード、効率の良さ、言葉を理解することもそうですが、動きから次に何をするかを読み取ることも大切だと学びました。日常生活の会話に入っていけるノリも大切だと思いました。ここの研修先では作業を自分からもらいに行くことが大切で、待っているだけでは仕事がもらえないこともあります。周りを見て動く能力とスピード感がついた気がします。学校のようにルセットを渡されるわけではないので自分から聞いたり見て理解することがとても大切です。
【これからの目標】
研修先にいる間に肉料理を任せてもらえるようになりたいです。中でもソースとキュイッソンを担当させてもらえるようにガツガツと行きたいと思います。フランス料理を続けていく中で肉料理とソースは大切な要素なので、本場のフランスでそれをしっかり見て吸収し実際に作り技術を身につけたいです。そしてもう少しフランス語を上達させ、普段の会話に入って行けるようにしたいです。
味方 友実(AJIKARA Tomomi)
神奈川県立 三浦初声高等学校 入江キャンパス 卒業
辻調グループ出身校 エコール辻東京
研修先 L'Ecrin de Yohann Chapuis
Restaurant Gastronomique Saône-et-Loire · L'Écrin de Yohann Chapuis