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辻調グループ フランス校

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【フランスの蒸留酒】専門講義(コニャック)M.THIERRY SALES(ティエリ サレス氏)/ HENNESSY(ヘネシー社)

フランス校教壇から

2025.07.11

今回の専門講習は、ブドウから作られるアルコールではありますがワインではない、蒸留酒「ブランデー」の一種「コニャック」についての講習でした。コニャックはフランス南西部にある土地の名前です。コニャックメーカー「Hennessyヘネシー」社はコニャック製造会社の中で最も有名なメゾンと言っても過言ではなく、日本でも名前を聞くことがあると思います。そのヘネシー社からThierry SALES (ティエリ サレス)氏をお招きし、コニャックについての基本を学ぶための講習を行っていただきました。

ブランデーは果実酒ですが、ブドウ由来のものとそれ以外の果物由来のものとがあります。コニャックはブドウ由来のブランデーです。老舗のコニャックのメゾンとして知られるヘネシー社の歴史は1765年にさかのぼります。ルイ15世の軍隊にいたアイルランド人将校、リシャール ヘネシーにより創業されました。長い歴史だけではなくその品質も世界中で称えられ、各国の王国でも認められているコニャックメーカーです。

コニャック社でサレス氏は「アンバサドゥール・ドゥ・ラ・メゾンAmbassadeur de la Maison(ヘネシー社大使)」をされています。ヘネシー社のコニャックの魅力を広めるようと世界各国で講習をするために旅をされています。今回の講習ではまずコニャックとは?といった基本から、ヘネシー社の歴史やコニャックの特徴についてのお話を伺い、講習の最後には試飲も行いました。

コニャックの説明の後に行われた試飲は今回4種類のコニャックと1種類のコニャックを使用したカクテルでした。コニャックはVery Special(ヴェリー スペシャル・通称V.P)、Very Superior Old Pale (ヴェリー スペリオール オールド ペイル ・通称V・S・O・P)とExtra Old(エクストラオールド通称X.O)、Paradisの4種類。熟成期間が短いものから長いものへと移りました。熟成期間が長いと味わいが深くなりますが、蒸留酒は味に特徴もありますし、初めて試飲をした人も多かったようで、味わい深いものを好む人も熟成が浅いものを好む人もいました。カクテルはV.Sにジンジャエールとライムの皮、氷を入れて作ったものです。甘さが増しライムですっきりとした飲みやすいものになり、蒸留酒のアルコールの強さが苦手な人もおいしく飲めたようです


フランス校で講習受けたことでコニャックについて知る機会になった人も多かったのではないでしょうか。今回の講習で興味が沸いた人はフランス滞在中にいろいろと試してみるのもよいかもしれませんね。