OSAKA

辻調理師専門学校 (製菓)

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2024年4月、辻製菓専門学校と辻調理師専門学校は
1つの学校として生まれ変わります。

2年生最後の和菓子授業!

和菓子
製菓技術マネジメント学科

2023.02.28

急に寒くなってきて、皆さん体調は崩していませんか?
今日は、製菓技術マネジメント学科2年生の最後の和菓子授業を紹介します。

今日の授業は「練切」とみんな大好き「いちご大福」です!
(みんな、というか私の大好物です(笑))

まずは、餡炊き...?
いえ、これは練切を炊いています。練切とは、餡に餅生地を加えて練り上げた生地の事です。
餅生地が入るので粘りが出て学生も炊くのが大変そうです。


生地が炊けたら、漉していきます。
生地の食感を滑らかにするために頑張って漉します。


出来上がった生地はそれぞれ、写真のように着色していきます。


今日の目標はこの写真のお菓子を学生に作成してもらいます。





この写真は、職員が見本で作成したものですが、いかにこの見本同様に作ることが出来るかが、今回の課題です。
色合いも和菓子の世界では重要なポイントです。
美味しそうにきれいに見えるか、また衛生的な作業を心がけているか、を注意して作業しています。


作業する学生の顔は真剣です。出来上がりはどうでしょうか...?


着色料の分量や、生地の練り方等のやり方によって生地の状態が変わるので難しいのです。
ですが、やっぱりたくさん並ぶときれいですね。
出来上がった製品はそれぞれ自分で振り返ることが出来るようチェックシートに残しています。


振り返ることにより、更に自分の技術を磨いていきます。
練切の作業が終われば待ちに待ったいちご大福!
卓上の餅つき機を使って餅生地をついています。


餅生地に砂糖と熱湯を入れ生地の塩梅を取っています。


いちごは粒餡で包んで...学生からは「いちご可愛い...」という声が聞こえました。
確かに、粒餡に包まれたいちご...可愛いですよねぇ。
これを生地がだれないよう注意して包んでいきます。


餅生地は粘りもすごいので、扱うのにコツがいります。
可愛く包めました!と写真をパチリ。


いちご大福をカットしてみました。美味しそうですね!


最後はみんなで美味しく試食です。


最後の授業がいちご大福で嬉しかった!なんて言ってくれる学生もいてなんだか私も嬉しかったです。
最後の授業がいい思い出になってよかった!
卒業まであと少し、残りの学生生活楽しみましょうね。

~プロフィール~
辻製菓専門学校 和菓子担当
松本 有紀
静岡出身 癒し系和菓子職人(自称)
好きな和菓子は大福と最中。大福は粒餡だとテンションUP↑↑
「いちご大福を思いついた人は天才だと思います!」