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"グレーテル"のスタジオから【義経・弁慶の麦芽あめ】

グレーテルのかまど
テレビ

2023.01.10

あけましておめでとうございます。
今年も「グレーテルのかまど」をよろしくお願いします!
さて、新年最初の放送は・・・わーい(嬉しい顔)

グレーテルが残したメッセージは
「これがあれば飛べるかも」



今宵ひもとくのは、「義経・弁慶の麦芽あめ」です。

京都・五条大橋で、身軽に飛び回り、自分より大きな武蔵坊弁慶と戦った牛若丸の物語は有名ですね。
以降、弁慶は牛若丸こと義経に忠誠を誓い、行動を共にします。
義経は、数々の奇襲作戦で源平合戦を勝利に導き「戦の天才」と謳われましたが、
兄・源頼朝に追われて平泉に逃げることになった際、
立ち寄った会津若松で所望したと伝えられるのが「麦芽あめ」です。
砂糖が貴重だった時代に穀物から作られた琥珀色の飴。
飴屋には、弁慶の筆とされる飴代の借用書が伝わっているとか。

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今回は、"琥珀につまったやさしい甘さ!"
義経と弁慶が味わった、安らぎのある素朴な飴を作りました!

まずは、炊いたもち米にモルトパウダーを加えてしっかり混ぜます。
もち米のでんぷんを麦芽の酵素で分解すると糖ができて甘い飴に。
酵素が一番活性化して糖化しやすい60℃くらいをキープします。
レシピ指導は松本有紀先生。炊飯器の温度をチェック中!



けっこう水が出てきましたね~



ざるで漉して、さらしに包んでさらに絞って取り分けた汁はとろみが出るまで煮詰めます。
風味が損なわれるので、アクはあまり取り除かないでね。



これで「麦芽あめ」が完成です。



麦芽あめは日本最古の歴史書「日本書紀」にも記されているそう。
飴を作る過程で出た搾りかすを入れて食べるんだそうですよ。



さらに!粉寒天を混ぜて、かためた飴もつくりました。



固まったらオブラート粉にまぶして「麦芽寒天あめ」の完成!



古い歴史がある麦芽あめは、戦地でも重宝されたのだとか。
優しい甘さは、パワーと癒しを与えてくれたのでしょうね。

義経・弁慶の「麦芽あめ」「麦芽寒天あめ」のレシピはこちら


月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
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「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 【NHK Eテレ】 22:00~22:25 
(再放送)水曜【NHK総合】11:05~11:30、金曜【NHK Eテレ】13:05~13:30
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
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