毎日新聞「美食地質学」 全国版デビューです!
4月4日(火)刊行の毎日新聞〔夕刊〕に、「美食地質学」が掲載されました。
なんとこの春から全国版で連載がスタート。タイトルも、美食地質学"入門"からステップアップしています。
「美食地質学」は、食通のマグマ学者・巽好幸先生と辻調理師専門学校の教員が、地質学と美食の関係をテーマに、それにまつわるお料理とお酒を楽しみながら対談し、理解を深めていくという企画です。食の背景を知ることは、美食の「隠し味」となるはず。料理人にとっても、興味深いお話が満載です。
右から)巽好幸先生(ジオリブ研究所所長)、辻調の湯川徳之先生、竹本正勝先生
第1講のテーマは「軟水文化」。だし汁、豆腐、醤油は、日本料理に欠かせない代表的な食材で、すべて水ありきで構成されています。今回は、それらがプレートの転換がどのように作用した結果得られた恩恵であるかを、巽先生がダイナミックな視点で解説しています。対談相手は湯川先生が務めました。
第1講 軟水文化 ―だし、豆腐、薄口しょうゆ プレート転換、和食の源流
https://mainichi.jp/articles/20230404/dde/012/070/006000c
(閲覧には会員登録が必要です)
だしのきいたゼリーでまとめた春の和え物、ごく細く切った豆腐を用いた汁物、あえて薄口を用いためばるの煮つけ、軟水の恩恵・日本の煎茶を注いだ初鰹のお茶漬けをご用意しました。
今回の対談に先駆けて、京都を代表する豆腐屋のひとつ「とようけ屋山本」さんにて、お話を伺うことができました。
京都の豆腐について、非常に熱心にお話してくださり、学びが多かったです。湯川先生と記念の一枚を。ありがとうございました。
今回合わせたのは、「月桂冠」伝匠純米吟醸酒。すっきりとしたあと味とフルーティな香りが特徴で、和食との相性もばっちり。
料理制作の担当は、竹本先生です。
新たな門出となった「美食地質学」。毎日新聞夕刊にて、毎月第一週の火曜日に掲載されるので、改めてよろしくお願いいたします。