NEWS

辻調グループからのお知らせ

ブログ

第20回「ガレット・デ・ロワ コンテスト」エスポワール部門 1位・2位・3位独占!

受賞のお知らせ

2022.11.04

2022年11月2日(水)、第20回「ガレット・デ・ロワ コンテスト」の最終審査がおこなわれ、「エスポワール部門(アマチュア・学生部門)」において、エコール 辻 東京 辻製菓技術マネジメントカレッジの学生が上位を独占しました。おめでとうございます!

本コンテストは、ガレット・デ・ロワという伝統菓子が持つ本来の魅力や文化を大切し、次世代への伝承を目的とするものです。フランスでは、1月6日の公現祭〈東方の三博士がキリストの生誕を祝って訪問し、礼拝したといわれるキリスト教の祭日〉の時に食べるお菓子として知られます。切り分けた時に「フェーブ」という小さな陶器が入っていた人は、その日一日王様となって、みんなからお祝いしてもらえるんです!

審査基準は、ガレットの外観、焼き加減、全体のバランス、パイ生地の出来栄え、中のアーモンドクリームの味と食感など、正統派ガレット・デ・ロワに関する理解と技術が、様々な角度から総合的に評価されます。日本を代表する名だたるシェフたちが審査員に名を連ねています。

※主催・共催・主催者の情報はこちら


【第20回「ガレット・デ・ロワ コンテスト」エスポワール部門 審査結果】

優 勝:桑原 昂太郎さん(エコール 辻 東京)
第2位:金子 未来さん (エコール 辻 東京)
第3位:細川 琴美さん (エコール 辻 東京)

●桑原 昂太郎さん 受賞のコメント

この度は、輝かしい賞を頂戴し光栄に思います。一緒に出場した仲間たちのレベルが高く、誰が優勝してもおかしくない状況で、たまたま本番にちょうど一番良いものを持ってこられたのは、運もあったのかなと思います。
注力したポイントは、焼き具合でした。本選は予選と違い、味の審査があります。生地にしっかり火が入りつつ、火が入りすぎて焦げた味が出ることのないよう意識しました。このコンテストに挑戦する過程で、お菓子の世界を一層深く学べたのはとても良い経験でした。思っている通りにいかず、どうしたら改善できるのかずっと考え続けたのも、コンテストという機会があったからこそ。今回の結果を励みに、今後もさまざまなコンクールに出場し、活躍したいと思います。

●金子 未来さん 受賞のコメント

この度は、栄えある賞をいただき、ありがとうございます。ガレット・デ・ロワはシンプルなお菓子で、シンプルだからこそ「自分との戦い」でした。現在の技術、作業のありよう、ありのままがすべて反映されるからです。うまくいった、成長したところをストレートに実感できますが、逆にうまくいかなかったところ、自分に足りない部分もそのまま出てきます。練習を重ね、一つ一つクリアしていくことにやりがいを感じました。練習に没頭できる環境を提供してくれた先生方、協力し合った仲間たちに、心より感謝します。
本選の作品は、折り込み生地がうまく仕上がりました。課題だった火通り具合をクリアできたことには満足感があります。模様については自分のベストではなかったのですが、何回も練習した成果が出せたと思います。ガレット・デ・ロワは、他のお菓子にも使われる基礎の基礎が詰まっています。今回の挑戦で、折り込み生地の技術を重点的に磨けたので、大きく成長できました。今後の実習でも生かしていきたいです。

●細川 琴美さん 受賞のコメント

この度は大変ありがとうございます。現在の持てる力のそのままが発揮できたので、とても楽しい挑戦でした。私ひとりの頑張りでは、3位に入賞することはできなかったと思います。この結果は、一緒に出場した仲間がいたからこそです。みんなの姿やアドバイスを取り入れながら、協力しあって高めていくことができました。この場を借りて、お礼申し上げます。
コンテストに挑戦するにあたり、作業のスピードに注力しました。バターが入っているので、手早くしないとダレてしまうし、生地にも影響が出てしまうためです。今回出場してみて、やはり成長にはチャレンジが必要で、大変なぶん、得るものも多いと実感することができました。挑戦は、少し怖い。でも社会に出て、パティシエという仕事に就いてからも、もし「やってみたい」という思えるチャンスがきたら、勇気を出して挑戦していきたいです。

●作品紹介・制作者

(左) 桑原 昂太郎さん (右上) 金子 未来さん (右下) 細川 琴美さん



ーーーー仲間たちとの記念写真――――


惜しくも3位以内には入れなかった学生たちも、自分達の力を出し切って達成感を得られたそう。
晴れ晴れしい表情で、自らの作品とともに一枚! 皆さん本当におつかれさまでした。