おいしいアンソロジー ワイン わからなくたって、おいしい
多士済々の書き手が紡ぐ言葉を通して、味わい、楽しむ、だいわ文庫のおいしいアンソロジーシリーズの最新刊です。
テーマはワイン。埴谷雄高、開口健、遠藤周作、向田邦子、辻静雄、吉本ばなな、村上春樹らがグラスごしに見た景色とともに、さまざまなワインが登場します。人それぞれのワインの楽しみ方を見出すもよし、日本におけるワインの受容に思いを馳せるもよし。雑誌取材に基づく辻静雄の「日本人のワイン体験」は、その後半世紀の間に日本人にとってのワインがたどる道筋を予言していて興味深いものとなっています。
※辻静雄「日本のワイン体験」昭和53年(1978年)
『文藝春秋デラックス ワインのある生活』(文藝春秋)初出



