【学生ブログ】現場の声と想い
こんにちは!
辻調理師専門学校、高度調理技術マネジメント学科3回生の堀部隼暉です。
今回は『食と環境ワークショップ』の授業内でゲストスピーカー講義が行われました。
『食と環境ワークショップ』という授業は、実際にボランティア活動や、子ども食堂を運営することで
社会性についての知識や精神的充実の可能性について仮説、検証を行います。
そして調理師の視点から社会貢献活動について考えられるようになることを目的としています。
第一回目では、ふーどばんくOSAKAの森本範人さんと
NPO法人yucocoの木本丘子さんのお話を聴くことができました。
ふーどばんくOSAKAは、企業の社会的責任の取り組みの一端を担いつつ、
人権のまちづくり、社会福祉の増進を図っている法人団体です。
大阪府を中心として「フードバンク」活動を通じ、提供者と受け取り者の絆を結ぶ懸け橋をされています。
NPO法人yucocoは学ぶことを通じてお母さんと子供を笑顔にするという思いで
大阪市阿倍野区を拠点に活動されている法人団体です。
食事だけではなく絵画や英会話などの体験活動を行える子ども食堂を開催されています。
ふーどばんくOSAKA 森本さんの講座では、
フードバンクが始まった過去から今に至るまで、歴史をたどるように触れていきながら、
知っているようで知らなかったフードバンクの活動や支援先、
どんな形で企業と関わっているのかを学びました。
私自身もSDGsに関心があったことから、食品ロスについて調べていた時期がありました。
その中で、ヨーロッパの地域では、支援が必要な人、必要でない人、関係なく
全員が利用できるフードシェアという取り組みがあり、
それは街中に誰でも自由に余った食材を置いたり、食べきれないものを持ち込んだり、
逆に無料で持ち帰ることができる冷蔵庫を活用した取り組みでした。
このような素晴らしい取り組みが海外で広まっているのに、なぜ日本では広まりが弱いのかと疑問に感じ、
思い切って質問をしたのですが、答えてくださった回答がとても難しい課題を抱えたものでした。
日本と海外の文化・考え方の違いが多少なりとも関わっていることを知りました。
私たち学生がこのような海外での取り組みや個人でもできる環境改善活動の情報を発信するだけでも
日本での認知が広がるのかなと想像が膨らむ時間でした。
NPO法人yucoco 木本さんの講座では
毎年行われる辻調まなっぷ(子供料理体験)のイベントについてのキックオフが行われました。
これまでの先輩方が積み重ねてきた活動記録を参考にしながら、
子供たちを全力で楽しませることをテーマに、各班に分かれて企画を詰めていきました。
当日どんな企画にできるのかワクワクです!
今回、それぞれ現場の最前線で活動されている方々のお話を聴くことができただけでなく、
現場で活動されている方にしか聞けないような、内側のお話も聞くことができました。
お二人の考え方や活動に対する思いを生の声で聴くことができ、
動画や文面からは伝わらないリアルタイムの想いを感じることができました。
ありがとうございました。
講義を終え、実際に学生へ感想を聞きました。
Kさん
森本さんの話を聞き、フードバンクが地域に笑顔をもたらす素晴らしい活動であることを知り、
私も何かお手伝いできないかと考えるきっかけになりました。
そこで、興味を持ち、ボランティアとして実際の現場を見学してみたいと思いました。
Nさん
子ども食堂のイベントを企画することになりました。
班の仲間たちと一緒に、子どもたちにどんな楽しみを提供できるかを考えると、とてもワクワクします。
イベントを成功させるために、全力で頑張りたいと思います。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科 3回生
堀部隼暉(ほりべしゅんき)
学生サークルSSP運営 SDGsに食から貢献することを目的に活動しています。
調理と平行して日本茶も学んでいます。日本茶アドバイザー取得
趣味:ランニング(目標はマラソン全国走破!)
辻調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科 3回生
新村桃佳(にいむら ももか)
日本料理を専攻しており、将来は割烹で仕事をしたいと考えています。
料理だけでは飽き足りず、現在はワインや日本酒などのアルコールの勉強に力を入れてます!
趣味:国内旅行、アニメ鑑賞