【学生ブログ】食を通じた社会貢献と地域とのつながりについて
こんにちは!
辻調理師専門学校、高度調理技術マネジメント学科の仲上湊大です。
今回は先日、『食と環境ワークショップ』の授業において行われた、
ゲストスピーカーによる講義の様子をご紹介します。
本授業では、ボランティア活動や子ども食堂の運営といった実践を通して、
社会性に関する知識を深めるとともに、人との関わりの中で得られる気づきや学びについて仮説を立て、
検証しています。
また、調理師の視点から社会貢献活動について考える力を養うことを目的としています。
ゲストスピーカーの第一回目の講義では、
「公益社団法人 なにわフードバンク"しっかり食べや"」の松岡賢司さんと、「NPO法人 yucoco 」の木本丘子さん、
そして「阿倍野区役所教育支援担当」の高岡隆二さんにお話をしていただきました。
松岡さんの講義では、フードバンクとは何か、また、
「なにわフードバンク"しっかり食べや"」の活動や事業内容についてお話をしていただきました。
この団体は、食品ロスの削減に取り組むとともに、生活に困難を抱える人々への支援を行われている団体です。
大阪を拠点にフードバンク活動を展開し、企業や個人から寄付された食品を必要とする人々へ届けることで、
支え合いの仕組みづくりに貢献されています。
また、食を通じて人と人とのつながりを生み出す役割も担っておられます。
フードバンクとは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品を企業や個人から寄付として集め、
それを必要としている人々や団体へ届ける活動です。
この取り組みは、食品ロスの削減と生活困窮者支援の両方に貢献している点が大きな特徴であると感じました。
また、「なにわフードバンク"しっかり食べや"」では、食品の仕分けや管理、
配送といった一連の流れを通して、多くの人々や団体と連携しながら活動を行っているそうです。
単に食料を提供するだけでなく、人と人とのつながりを生み出し、
支え合いの仕組みを作っている点が印象に残りました。
「yucoco 」の木本さんの講義では、子ども食堂の役割や、
地域における居場所づくりの重要性についてお話をしていただきました。
yucocoは、「学び」を通して母親と子どもたちを笑顔にすることを理念に、
大阪市阿倍野区を拠点として活動されている団体です。
子ども食堂の運営に加え、食事の提供だけでなく、絵画や英会話などの体験活動にも取り組み、
子どもたちがさまざまな学びに触れられる場を提供されています。
単に食事を提供するだけでなく、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えることや、
多様な体験を通して自己肯定感を育むことの大切さをお話していただきました。
活動を継続していく中で、地域の人々とのつながりや支援の輪が広がっていくことが、
子どもたちだけでなく保護者の支えにもなっているという点が印象に残りました。
また、食を通じて人と人とがつながることで、地域全体の温かさが生まれるということを実感しました。
「yucoco」という名前には「YOUの居場所はここにある」という意味が込められているというお話があり、
とても印象に残りました。
誰にとっても安心して過ごせる居場所をつくりたいという想いが名前にも表れており、
その理念が活動全体に反映されていると感じました。
「阿倍野区役所教育支援担当」の高岡さんの講義では、
地域の子どもたちを対象とした具体的な取り組みとして、「アベノキッズサマープロジェクト」について
お話をしていただきました。
阿倍野区役所の教育支援は、地域の子どもたちの学びを支えることを目的に行われている取り組みです。
大阪市阿倍野区を中心に、学習機会の充実や子どもたちの成長を支援する活動を推進し、
安心して学べる環境づくりに貢献されています。
アベノキッズサマープロジェクトは、7月下旬から8月上旬にかけて実施され、
阿倍野区内に在住・在学の小学生を対象に行われている活動です。
辻調理師専門学校をはじめとした教育機関や企業、地域団体が連携し、
子どもたちにさまざまな体験の機会を提供されていることを知りました。
料理体験やものづくり、スポーツ活動などが行われており、
子どもたちが楽しみながら学べる環境が整えられている点が印象に残りました。
これらの活動を通して、
子どもたちのコミュニケーション能力や協調性を育むことも目的とされていると理解しました。
行政だけでなく、学校や企業、地域が一体となって子どもたちを支えていることにより、
より充実した学びの場が生まれていると感じました。
◆まとめ感想
今回の講義を通して、食は単に栄養を摂るためのものではなく、
人と人とをつなぐ大きな役割を持っていることを学びました。
「なにわフードバンク"しっかり食べや"」の活動からは、
食品ロスの削減と生活困窮者支援を同時に実現できる仕組みがあることを知り、食の持つ社会的な価値の大きさを感じました。
また、「yucoco」の取り組みからは、食事の提供だけでなく、
安心して過ごせる居場所づくりや人とのつながりが、子どもたちや保護者にとって大きな支えになっていることを学びました。
さらに、阿倍野区役所の取り組みからは、行政・学校・地域・企業が連携することで、
より多くの子どもたちに学びや体験の機会を届けられることを理解しました。
これらの話に共通しているのは、「食を通じて人と人がつながる」という点であると感じました。
今後は調理師として、ただ料理を作るだけでなく、
誰かの支えになれるような食の在り方について考えていきたいと思います。
また、今回学んだことを活かし、ボランティア活動などにも積極的に参加しながら、
社会に貢献できる調理師を目指していきたいです。
~プロフィール~
調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科3年
仲上 湊大
音楽と散歩と読書と食べ歩きが好きです。
料理を作る人間として自覚も技術も経験もまだまだですが、根性と気合いで頑張ります!


