OSAKA

辻調理師専門学校

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進級して初のパンの実習〜Weizenbrot(ヴァイツェンブロート)とひみつのパン〜

製パン
製菓技術マネジメント学科

2026.05.13

新しい出会いの季節となり、新年度が始まってから早くも1か月が経ちました。
進級した2年生たちは、新しいクラス、新しい仲間、
そしてこれから始まる専門性の高い実習に、期待と少しの緊張を胸に学校生活を送っています。
今回は、そんな2年生にとって最初のパンの実習となる授業の様子をお届けします目

今回の実習内容は、
ドイツの代表的なパンであるWeizenbrot(ヴァイツェンブロート)と、ソフト系パンの2種類です。
このソフト系のパンはぴかぴか(新しい)ひみつのパンぴかぴか(新しい)として、完成形はあらかじめ知らされず、
材料と工程のみが提示されました。


学生たちは班ごとに話し合い、「どのようなパンができあがるのか」を想像しながらレシピを組み立て、
パン作りを進めていきます。正解が分からないからこそ、考える力やチームワークが自然と求められます。
授業がスタートすれば、班内での話し合いからはじまります。
配合や作業の流れを確認しながら、レシピを完成させていきます。

「焼き色はどうなるかな?」「この材料はどんな役割をするんだろう」など、
学生同士の意見交換が活発に行われていました。


レシピが完成すると、材料の計量、生地のミキシングへと進みます。

分量の正確さや生地の状態を意識しながらの作業は、2年生になり
より実践的な内容になっていることを実感させます。
成形は18cmの棒状で、1人6本ずつ作製します。
プレートに並べた後は、クープ(切り込み)を入れていきます。


中には1本に12〜13本ものクープを入れている学生もおり、
仕上がりを真剣に考えている様子が伝わってきました。
ホイロで最終発酵を行い、生地のふくらみや表面の状態をしっかり確認してからオーブンへ。
 

焼成時間は15分。オーブンの中で少しずつ色づいていくパンを、
学生たちは興味深そうに見守っていました。


発酵と焼成を経て、ついに"ひみつのパン"が完成しました。 


完成した"ひみつのパン"の正体は、**Pain viennois(パン・ヴィエノワ)**でした。
1年生の時に実習で作製したパンということもあり、
工程が進むにつれて「これ、作ったことある!」と気づく学生の声も聞かれました。
これまでの学びが確実につながっていることを感じられる瞬間でした!!!

続いて2品目のWeizenbrot(ヴァイツェンブロート)に取り組みます。
1年生の時の実習では、生地の仕込みは職員がおこない、学生は分割以降の作業をおこなっていましたが、
2年生の実習では材料の計量から焼成まですべての工程を学生自身がおこないます。
この製品はスパイラルミキサーを使用し、生地作りから本格的にパン製造に向き合います。


作業に入る前には、先生によるデモンストレーションが行われ、ポイントや注意点について説明がありました。


学生たちは説明を聞いた後、各テーブルで生地の状態を確認しながら作業を進めます。
教わった内容をすぐに実践へと活かす姿が印象的でした。




発酵を終えた生地を焼成します。



スリップベルトに生地を並べ、クープを入れてからオーブンへ。
作業のテンポも良く、2年生としての成長を感じさせる場面でした。


焼き上がったパンは試食をおこない、味や食感、焼き色などを確認しながら
振り返りと評価を行って実習は終了です。



2年生のパンの実習は始まったばかり。
学生たちは、これからさらに多くのパンを学び、知識と技能を深めていくことでしょう!!!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 製パン担当
尾岡 久美子

大阪生まれ大阪育ちで癖が強い関西弁が出ないよう授業をしています(笑)
好きなパンはフランスパンとクロワッサン
フランスパンにオリーブオイル+岩塩は最高です♡