教材課から ~現場で出合う、厳選食材の裏側~
こんにちは!教材課です。
学生たちが実習をするためには、食材が必要不可欠。
教材課では実習で使用するすべての食材の仕入れを担っています。
そんな教材課に、今年の3月まで調理・製菓の両方を学ぶ
ダブルライセンスコースの学生だった私が、4月より仲間入りしました!
今回は私の目線で教材課の取り組みをご紹介します。
●教材課の朝は早い!
いつも通学していた時間よりも何時間も早い朝から、教材課の1日はスタートします。
魚や野菜は早朝から生産者の方々が新鮮なものを届けてくださいます。
届いたものを1つ1つ丁寧に検品し、学生たちがより良い材料で実習できるように準備するのも私たちの大切な仕事です!
なんと学生千数百人分の食材をわずか10人弱で準備をしています。
授業で食材があるのが当たり前と思っていましたが、たくさんの人達に支えられて授業が成り立っていると改めて実感しました。
食材のサイズが同じなのは学校だから当たり前。
しっかり人数分あるのは学校だから当たり前。
そんな「当たり前」を維持することの難しさと大切さを実感しながら、
日々責任を持って業務に励んでいます。
●検品作業での新たな学びと発見
毎朝たくさんの種類の食材が運び込まれてきます。
朝の検品作業でまず目を惹いたのが、赤く輝く大きな「鯛」たちです。
こちらは天然と養殖を比べる授業で使用する鯛です。
養殖の鯛(オス)
天然の鯛(オス)
天然の鯛(メス)
しっかりと見比べてみると、天然の鯛は養殖の鯛よりも色鮮やかです。
さらに、大海原でヒレや尾を活発に動かしているため、養殖と比べてとっても大きいです。
オスとメスでも違いがあり、鮮やかな赤色がメス、少し色が黒くなっているものがオスです。
授業で学生たちが違いを判別できるような材料を選ぶ事も私たちの仕事です。
●野菜?果物?甘い香りの茎の正体は...
魚の検品を終えたら、次は野菜が運ばれて来ました。
新鮮な魚や野菜は朝に仕入れるため、午前中の教材課はとっても忙しいです。
検品中、たくさんの野菜たちの中からなにやら植物の茎のようなものが!
これは6月の中旬くらいから市場に出回る「ルバーブ」という野菜。
甘い香りに反して強い酸味があり、ジャム等の材料になります。
茎の部分のみが食べられる部分で、葉っぱは有毒です。
その酸味を活かしてお菓子作りだけでなく、料理にも使用される用途が幅広い食材です。
初めて見る野菜達に心が躍ります!
●大きな高級食材にテンションが上がる!
魚、野菜ときて...、
今度はとっても大きなお肉の塊が!

テンダーロイン(牛フィレ肉)は、牛の背中の内側に位置する部位で、
最も柔らかく希少な高級食材です。
牛の脊髄の内側に沿った腰の部分にある筋肉で、ほとんど運動しないため繊維がきめ細かく、脂身が少ない非常に柔らかいお肉です。
このお肉はオープンキャンパスで使用される分で、
実際に持ってみるとずっしりとしていますが、とても柔らかい!
脂身は少なく、食感は柔らかい。赤身のうまみがすべて凝縮された上品でとても舌触りが良いお肉です。
私が辻調理師専門学校に入学を決めたきっかけになったのも「牛フィレ肉のロッシーニ風」を作るオープンキャンパスでした。
●命の輝き、生きた食材
鮮度が重要な食材が必要な時は、生きた食材も納品されます。
この日はザリガニが納品されてきました!これは「ウチダザリガニ」という種類です。
このザリガニは外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されており、
本来は生きたままの移動・飼育・放流・販売は禁止されています。
そのため、辻調理師専門学校では特別な許可を得て生体を購入しています。
生きていても、状態は悪くないか、注文通りの数はあるのかをしっかり確認します。
手をはさまれないように腰の部分を持つのがコツです。
学生の時には見た事のない世界中の材料が教材課にはどんどん入ってきます。
これからまだ見ぬ食材達と出会えると思うとすごく楽しみです!
●就活中の在校生に向けて、学校の魅力を発信!
5月には様々な企業の方が辻調の学生のためだけに、合同で説明会を行う「就活ライブ」が行われました。
教材課も企業側として参加しました。
少し前まで辻調の学生だった私ならではの視点で学校、教材課の魅力を紹介しました!
企業やお店だけでなく就職先の一つとして学校で働くという選択肢もあります!
先生になったり、学生の就職のサポートをしたり、もちろん教材課もその一つ!
●五感で届ける!教材課の食材へのこだわり
初めて出会う様々な食材を、
先輩たちに食材の特徴を教えてもらいながら実際に見て、触れて、嗅いで、時には食べて...。初めは五感を使って覚えていきます。
そうした取り組みの中で、日々学生を思うたくさんの人に支えられながら授業が成り立っているんだなぁと改めて感じました。
新しい発見の連続。
教材課はプロの意識を持って毎日の授業を支えています。
それでは、またどこかで!
辻調理師専門学校 教材課


