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調理師本科の授業って?

中国料理
日本料理
西洋料理
調理師本科

2026.06.11

みなさん、こんにちは。
調理師本科・調理クラス担任の山内です。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、『調理師本科』には2つのクラスがあります。

1つは調理クラス。
1年間で日本料理・中国料理・西洋料理と、幅広いジャンルを基礎から学んでいきます。

もう1つは西洋料理クラス。
こちらは1年間を通して、フランス料理・イタリア料理・デザートについて、より専門的に深く学びます。
今回は、私が担任をしている調理クラスの授業の様子を少しご紹介します。

入学から2か月が経ち、学生たちも学校生活に慣れてきました。
最初は緊張していた表情も、少しずつ笑顔に変わってきており、担任としても安心しています。


クラス活動としてロングホームルームで、実習班ごとにポスター制作を行いました。
班を自分達のお店と捉えてお客様に『お店のコンセプトを知ってもらう』というテーマで作成しました。
自分で開業した時に情報を発信する練習にもなります。

ルールは2つ。
「班のキャッチコピー」を入れること、
「班で大切にすること」を入れること、
あとは自由です。

このクラスは、社会人経験のある学生、留学生、大学卒業生など、本当に幅広いメンバーで構成されています。
だからこそ、それぞれの考え方や価値観を出し合いながら進める時間は、とても良い学びになっています。


どの班も、個性あふれる素敵なポスターに仕上がりました。

続いて、実際の授業の様子を紹介します。
まずは日本料理の「調理理論と食文化概論」。
担当は調理資本科で学科長を務める濱本先生です。

前回は「調味料」をテーマに学び、
塩・砂糖・みりん・酒・醤油・酢・味噌の種類や使い方、働きなどについて講義を受けました。
その中でも味噌については、「赤味噌」「白味噌」「合わせ味噌」の3種類を使って味噌汁を作り、
それぞれの味の違いや風味の違いを知ることができました。


そして今回のテーマは「造りの種類」。
鯛を使い、切り方による分類である「平造り」「皮霜造り」「そぎ造り」を学びました。
身の置き方や包丁の動かし方など、細かなポイントについて説明を受けながら授業が進んでいきます。

辻調の授業の特徴は、
実際の調理を目の前で見ながら理論を学ぶことです。
香りや音、見た目など、五感を使って理解していくことで、知識がしっかりと身についていきます。
また、造りに添えられる「あしらい」も多く用意されており、ひとつひとつ丁寧な解説が加えられます。


造りを3種類のバリエーションで盛り付けていただきました。



濱本先生の修業時代のお話や、盛り付ける器のお話はとても興味深く、私自身も勉強になりました。

午後は日本料理の実習です。
今回のテーマは「米の洗い方・炊き方」。
まずは基礎練習として「大根の短冊切り」を繰り返し行います。


黙々と集中して取り組む姿が印象的でした。
「うまいね!」と声をかけられて、思わず笑顔になる場面も。


その後は、
文化鍋で白ご飯、土鍋で炊き込みご飯を炊き上げます。

実習室には炊き込みご飯のとても良い香りが広がってきて、食欲も刺激されます。



しっかり美味しく仕上がりました。
もちろん、私も味見をさせてもらいました。

中国料理の「調理理論と食文化概論」では「スープ」をテーマに学びました。
今回は、高級魚「あこう」を使った胡椒風味のスープです。
本来は家庭料理ですが、食材の力で一気に完成度の高い一皿になります。


仕上がった後は取り分けて試食。
学生たちも興味津々で集まってきます。

料理の上達に欠かせないのは「好奇心」です。
このクラスは、その点がとても素晴らしいと感じています。

次にご紹介するのはスキルアップ練習です。
この日は午前中の授業がなかったため、
中間実技試験に向けた自主練習を行いました。
内容は、にんじんや玉ねぎの切り物、包丁研ぎなどの基本技術です。


分からないところは、その場で職員がしっかりフォローします。

安心して練習できる環境が整っています。

続いて西洋料理の「調理理論と食文化概論」。今回はイタリア料理です。
手打ちパスタについて学びました。目の前でパスタを伸ばしてすぐにパスタを仕上げます。
打ち立てのパスタを直ぐに試食できるので幸せですね。


手打ちパスタのクリームソースは後日の実習でも取り組みます。理論で理解し、実習で体験する。
この繰り返しが、大きな成長につながっていきます。

こちらは中間実技試験。
先日、前期中間実技試験も行われました。
試験前は少し緊張した様子でしたが、終わった後はほっとした表情に。
この笑顔を見ると、こちらも安心します。


試験後は「角切りサラダ」を再度作成しました。
今回は、あえて指示はなし。
自分たちで考え、仕上げていきます。
完成後は盛り付け・写真撮影・他班との比較を行い、
最後に講評を受けます。

どの班も丁寧に取り組めていて、安心しました。

調理師本科の授業は、
『理論 → 実習 → 振り返り』。
この流れを大切にしながら進んでいきます。

今週から前期の後半に入ります。
これから暑さも増していきますが、
「好きなことを学べているこの時間」を大切にしてほしいと思っています。
せっかくの1年、楽しんでいきましょう。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 西洋料理グループ
山内 茂 

料理を通じて色々な人と出会い沢山の経験が出来ています。
出会った人、得た経験は僕の宝です。
皆さんも料理を通じて自分だけの宝を見つけましょう。