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創業400年の老舗「瓢亭」の髙橋先生来校! 【辻日本料理マスターカレッジ】

辻日本料理マスターカレッジ

2014.06.12

5月28日の日本料理講習についてレポートします。

外来講師に創業400年以上の老舗、京都南禅寺前「瓢亭」髙橋英一先生が来て下さいました!

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「料理屋の味はだし汁で決まります。」ときっぱりおっしゃり、

一番だしを惜しみなくその場で引いて見せて下さいました。

 

瓢亭では通常の鰹節ではなく、まぐろ節を使っています。

まぐろ節は今では多くの店が使ってますが、

髙橋先生が乾物屋さんと研究開発し、作り出したものなのです!

引き立てのだし汁も味見をさせていただきました。

とても上品な吸地に一同感動しました!

 

続いての造り。

瓢亭の鯛は料理人の誰もが認める日本一の品。

今回は全員分の試食を用意していただきました。

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お椀はすずきの身に切込みを入れ、間にうにをはさんだ贅沢な一品。

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焼き物は小鯛を塩麹に漬けて焼いたもの。

教室中に香ばしい良い香りが漂いました!

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煮物は湯葉でうなぎの蒲焼、ゆり根、きくらげを包んだものにえんどう豆の餡をかけたもの。

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ご飯と焼き小茄子の赤だし

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デザートはフルーツのビワのコンポート、キウィのはちみつ漬け、イチゴでした。

洋酒のゼリーがかかってとてもきれいです。

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料理作り方はもちろんのこと、仕事への姿勢、材料の選び方など

たくさんの質問に本当に丁寧にお答えいただきました。

 

「料理は楽しんで作らなければ絶対においしくなりません。皆さん、料理を楽しんで作ってくださいね。」

 

いただいたお言葉一つ一つが学生の宝物になったはずです!

髙橋先生、本当に有難うございました。