FRANCE

辻調グループ フランス校

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サービスガイダンスとシャトーの休日

フランス校日記

2021.11.15

Bonjour! フランス校教務部です。
フランス校では調理・製菓だけでなく、サービスも学びます。

先週はサービス授業に関するガイダンスが行われました!
サービスするにはまずは身なりから整えないといけませんね。

サービスのガニュ先生から服装についても学びます。

それからお皿やグラスの磨き方の指導も受けます。サービスの基本です!



磨き終わったらテーブルセッティング。
テーブルクロスは折り目の向き、しわの伸ばし方、全体の位置も含めて丁寧に教えてくれます。


皆さん初めてのことばかりですので、しっかりとメモを取りながらガイダンスに集中していました。
やる気と熱気を肌で感じるほどに皆さん真剣です!



テーブルセッティングが終わると先生が数名の研究生をお客様役に指名しました。
まずは入店からシミュレーションするのですが......
男性が先に入店しようとすると、いきなりストップ! がかかります。
やはりレディーファーストの国ですね。
男性はエスコートし、女性が先に入店、席に着くのが一般的。
また、(絶対ではないのですが)男女が隣り合って座るのがフランス人にとっては自然であることも学びます。



さて、来週からはいよいよ実習も始まるのですが、その前に11月11日(木)はArmistice(アルミスティス-第1次世界大戦の休戦記念日)という、祝日がありました。
フランスでは木曜日が祝日の場合、金曜日が平日であってもお休みにしてしまって4連休にする習慣があります。
これをフランス人はPont(橋)と言い、多くの企業や学校が採用しています。
※学校や企業によってPontを導入していないところもあります

4連休を使って早速パリや南仏に出かける人もいました!
もちろん出かけない人も多くいます。皆シャトーに残って勉強したり、敷地内で遊んでいたり、近くのスーパーに買い物に行ったりと各々自由に過ごします。

シャトー滞在中(初めの5か月間)は休日も朝昼晩と食事をとることができるのですが、希望した研究生の中からまかない当番を決め、先生に許可をもらった食材を使い、自ら考え、料理を作ります。


休日も勉強ができていいですね!

昼は余った鶏肉にデュグレレ風のソース。夜はこちらも余ったアニョ(仔羊肉)やベーコンを使ってカスレ風の料理に仕上げていました。
(本来デュグレレは舌平目、カスレはソーセージや鴨などで作りますが、余った食材で上手に表現していましたね)
どちらも非常においしかったです!



今回付け合せの卵のcuisson(キュイッソンー火通り/焼き加減)が非常に良かったと満足そうでした!


また、製菓の研究生にも当番が回ってくるため、今回は調理の研究生からの支持を受けてサポートしていました。
休みの日にこうして自分の分野以外も携われるのはいい機会ですね。


最後は全員で配膳していただきます!



皆でとってもおいしくいただきました。
こうしてみんなでご飯を囲んで食べるのも研修に出るまでの間です。
仲間とともに過ごす時間、大切にしてくださいね!