現場に必要なフランス語も身につきます! ― 製菓実習(エスコフィエ校)
Bonjour! フランス校教務部です。
先週までのフランスは、連日最高気温が30度を超えて、もう夏が来たかのような暑さでしたが、月曜からは暑さも一段落で、今週の最高気温は30度を下回り、21~25度くらいのようです。一気に夏、とはいかないものですが、すごしやすい陽気になっています。
さて、フランス校では調理実習は2セリに入っていますが、製菓実習は1セリが続いています(調理の2セリについてはこちら、セリについてはこちらをご覧ください)。
製菓の1セリはプチ・ガトー、2セリに入るとホールのケーキ、3セリは皿盛りのデザートを作ります。そのため、製菓研究課程の研究生たちは、まずは1セリで様々な種類のプチ・ガトーを作っています。
今のメニューは、「バナニエ」と「エクレール・オ・カフェ」です。バナニエとは「バナナの木」という意味ですが、キャラメリゼをしてラム酒でフランベをしたバナナがたっぷり入った、毎期研究生から人気のお菓子です。(なお、写真はこの3日間の実習で撮影したものです。)
お菓子作りは日本で学んできた研究生たちですが、ここはフランス校ですから、実習室内のコミュニケーションでは、フランス語も使います。フランス人の先生はもちろん、研究生同士でも、できるだけフランス語でコミュニケーションをとるように努力することが大切です。
教科書だけでは覚えられなかった表現も、こうやってフランス校の実習室で実際に使ってみると、自然と覚えられるものですよ!
もちろん、大事なポイントは日本人の先生から説明を受けることもできますし、お菓子のことでもフランス語のことでも質問ができます。そうやってきちんと理解をしながら、フランス語を使う環境で実習・講習を行うことで、研修に出てもフランス人の中で仕事ができるだけの力が身につくのがフランス校です。
特にフランス語は、間違いをおそれずに積極的に使ってみることが大事!
製菓の1セリももうすぐ終了し、月末からは2セリに入ります。
また、今週は3日間がんばれば4連休です!
というのも、木曜日が「キリスト昇天祭」(フランスの祝日の大半はキリスト教の祝日です)で、土日の前の金曜日に「橋をかけて」連休にします。これはフランスではよくあることで、この連休で小旅行に行く研究生も多いようです。
小グループで旅行をしたり、日帰りの外出をしたりすることで、実際にフランス語を使って、研修に行っても日常の用事を足せるだけのフランス語力を身に着けてもらいたいと期待しています。
オンの日もオフの日も、精一杯楽しみかつ学ぶのがフランス校です!