FRANCE

辻調グループ フランス校

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専門講義 M.Jacques THIBAUD(ジャック・チボー氏)

フランス校教壇から

2016.11.30

シャトー・エスコフィエでは、調理、製菓の両学生合同で、フロマージュ(チーズ)の専門講義が行われました。講師として来校頂いたのは、元CRIEL(ローヌ・アルプ地方の酪農協同組合)勤務であり、現在は講演等で活躍されているジャック・チボー氏。あらゆる乳製品に精通するエキスパートです。

授業の前半では、フロマージュの概要を学びます。村の数だけフロマージュの種類があると言われるフランスです。わずか1時間ほどの講義では全容を理解することは難しいのですが、さすが長い経験を持つチボー氏。フロマージュの分類、製造過程、地方の特色といった要点を押さえながら、初心者にも分かりやすくお話しいただきました。

 

理論の後は実践ということで、お待ちかねの試食タイムです!今回試食したのは、コンテ、サント=モール・ド・トゥーレーヌ、カマンベール・ド・ノルマンディー、ロックフォールの4種類。実は、これらのチーズの置き方にも決まりがあり、手前から時計回りに進むほど、香りと味の強いものになるように置くのだそうです。

 

 

日本ではあまり馴染みのない種類のものも多いため、最初はフロマージュが苦手な学生が多いのですが、フランス校を卒業するころには大好きになっているという例が、毎期のようにあります。今期の学生も、今日のチボー氏の講義を通して、フロマージュがより身近なものになったのではないでしょうか。