OSAKA

辻製菓専門学校

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2024年4月より辻製菓専門学校は辻調理師専門学校と
統合しました。

保護者参観2023~準備編~

イベントコンテスト

2023.09.29

辻製菓専門学校では9月18日、9月23日の2日に分けて、保護者参観のイベントが行われました。

今回は、その準備の様子をお届けします。

現在辻調グループ校では、東京学芸大学と連携してSTEAM教育に取り組んでいます。
「STEAM」は、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、
アート(Arts)、数学(Mathematics)のそれぞれの頭文字からなる言葉で、
「STEAM教育」とは、この5つの学問分野を横断して、
ワクワクしながら知る(探究)とつくる(創造)を繰り返す学びの方法です。

STEAM教育を導入することで、「課題を自ら見つける力」、
「物事をさまざまな面から捉え解決する力」「新しい価値を創造する力」を身につけ、
課題を解決できる力をつけていきます。
今回の保護者参観も、このSTEAM教育の考え方に沿って準備を進めていきました。

クラスでの準備が始まったのは5月。
まずはゴールとなる、「私たちのありたい姿」をイメージする為のワークを行いました。

クラスでワークをする中でゴールイメージのキーワードとして挙がったのは、
「クオリティの高い製品を作るパティシエ」「高いホスピタリティ」「笑顔」「安心安全な製品」などなど。
みんなで意見を出し合う中で、このクラスは「保護者の方を楽しませたい、笑顔にしたい!」を
保護者参観のゴールイメージとして、準備を進める事になりました。

ゴールが決まれば次は、「保護者の方を楽しませる!」ためにできる事を考えていきます。
「保護者の方は、どんなお菓子が好きだと思う?」
「どんな作業を見たら、私たちの成長を感じてくれる?」
「30分で保護者の方にしてもらえる体験って何だろう?」

保護者の方が喜ぶ姿、こんなに成長したんだ!と驚いてくれる姿を想像し、
みんなでワイワイと楽しそうにワークをしていました。
同時に、起こるかもしれないトラブルも想定して、対応策を考えました。

もちろん、考えたすべての事ができるわけではなく、
技術面、設備面、時間、予算を考慮すると、難しいことも出てきます。
その課題をあげ、解決策をみんなで考えるのもSTEAM教育。
やりたかったことを諦めるのか、代案を考えるか。考え、進み、また考え、進みの繰り返し。
そうして決まった、1年半の学習成果を詰め込んだ製品がこちら。


焼菓子も生菓子も、とても美味しそうですよね。

1年生と2年生ではもちろんできる事も変わってくるので、クラスごとに作るお菓子は違います。
その他にも、保護者の方に体験していただくイベントを考えたり、半年間の記録をまとめた動画の作成、
保護者の方へのメッセージなど、決められた時間の中でできる「おもてなし」を各クラスで準備しました。
パンフレットも学生がメインで作成。まわりのフルーツは手書きのイラストです。
言われなければ、写真を加工したものと間違えそうなクオリティ!


製品の製造中は、いつもの実習よりも大量に作成するのは大変だけど、どこか楽しそうでした。

準備期間中には、STEAM教育を研究されている東京学芸大学の先生と直接お話させていただく機会も。
自分たちが考え、行ってきたことへの振り返りの方法など直接アドバイスをいただきました。

半年間、保護者の方のために考えて準備してきた今回のイベント。
保護者の方々に喜んでいただけるイベントになったのでしょうか?
当日の様子は次のブログでお届けしますね。


~プロフィール~
辻製菓専門学校 洋菓子担当
戸髙美樹

洋菓子の担当ですが、美味しいパンを求めて食べ歩きをしています。
スパイスカレーも大好きなので、大阪に住んでいて良かったなぁとしみじみ思います。

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2024年4月、辻製菓専門学校は辻調理師専門学校として生まれ変わります。
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辻調理師専門学校ページよりご確認ください。
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