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河田シェフから学ぶフランス伝統菓子【辻製菓技術マネジメントカレッジ】

辻製菓技術マネジメントカレッジ

2014.02.07

辻調グループが制作協力しているNHK-Eテレの「グレーテルのかまど」。

1月27日に取り上げられたスイーツは「カヌレ」でした。

 

今回の「グレーテルのかまど」では、

番組の中でも紹介されたフランス伝統菓子の第一人者、

「オー・ボン・ヴュータン」の河田勝彦シェフのレシピをもとに

喜多村先生が監修をしました。

 

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その河田シェフに、昨年の10月に授業をしていただきました。

 

今回作っていただいたお菓子は、生菓子と焼き菓子4品です。

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タルト・ダムール

 

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バール・ドール

 

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ガトー・ブルトン

 

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ナベット・プロバンス

 

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大教室は、真剣な表情の学生でいっぱい。

シェフの一言一句、一挙手一投足を見逃すまいという雰囲気が感じられます。

 

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河田シェフは、常に手を動かしながら、学生の質問に答えるかたちで

「僕のことは、半世紀も前の話」としながらも、ご自身の経験をふまえて

基礎をしっかり学ぶことの大切さや、就職してお店に入ってからの心構えなど

お菓子作りのおもしろさについて話してくださいました。

 

授業で印象的だったのは、河田シェフの動きです。

 

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途中、機械を使わずに

リズミカルに手を使ってこねたり、泡立てたりしている姿は

まるで、手が、体がお菓子を作る道具そのもののようでした。

 

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長い時間をかけてお菓子を作るために鍛え上げられた体と所作は

その動きに無駄がありません。

 

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休憩時間には、河田シェフのまわりに学生が集まり

まるでアイドルと握手をするかのように

その手を嬉しそうにさわらせてもらっていました。

憧れの人という点では同じですね。

 

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河田シェフはお菓子を作ることについて

「自分の表現したものが評価されるのは、職人冥利に尽きる」と話し、

さらに、パティシエに必要なものは何か。という学生からの質問に

「強い心」だと、おっしゃいました。

 

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本気で取り組くむこと、そして、入ったお店で

「そのお店のよいところを好きになること、好きになれば仕事がおもしろくなる」

とのアドバイスもくださいました。

 

パティシエを目指す学生たちにとって

厳しくも心強い話だったと思います。

河田シェフありがとうございました。