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辻調グループ フランス校

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中世の村で食べるおいしい地方菓子

フランス校日記

2020.07.06

Bonjour, フランス校教務部です。
今回もフランス校周辺の、とっておきの名所をご紹介したいと思います。
この週末、リヨンからローカル電車に揺られて30分ほどの「ペルージュ Pérouges」に行ってきました!
なぜなら、この村には、とってもおいしい地方菓子があるからです!


城壁に守られた、中世のたたずまいを残すこの村は、「フランスの最も美しい村」のひとつとして
認定されています。
石造りの街並みは、雰囲気があってとってもきれい!毎年、世界中からたくさんの観光客が訪れます。

実は、観光客の目的は、この美しい景色だけでなく、「ガレット・ペルジエンヌ Galette Pérougienne」
だったりします。
ブリオシュ生地を薄く延ばして砂糖をまぶして焼いた、この村のスペシャリテです。

村を散策していると、窓辺でこのガレットを販売している家屋をたびたび見かけます。
普通の民家だと思っていたら、販売スタンドのようになっているので、びっくり。

でも、今回は向かったのはスタンドではなく、ガレット・ペルジエンヌの元祖と言われている老舗レストラン。
村の中央広場に面した「オステルリ・デュ・ヴュー・ペルージュ」です。
お店の外観も内観も昔と変わらない雰囲気のままで、元祖感、出てますよね!

店員さんも昔ながらのコスチュームでかわいいです。
ここのガレット、直径は大きいですが、生地がサクッとしていて、表面の砂糖も甘すぎず、
驚くほど食べやすい!とても素朴なお菓子なのに、なんでこんなにおいしいの!?と、
まさしく、何度でも食べたくなるおいしさです。

ドリンクには、この地方特産のロゼのスパークリングワイン「セルドン Cerdon」を注文。
これがまた、ほんのり甘くて美味!!!暑い夏にゴクゴク飲みたくなる微発泡の泡が、のどを潤してくれます。

さらに、もうひとつ「イポクラスHypocras」と呼ばれる薬膳ワインにも挑戦してみました。
中世の時代からあるドリンクなのだそうですが、伝統的なスパイスとハーブをきっちり調合しているお店は、
フランスでもほとんど見かけなくなってきているそうです。風味は強めでしたが、貴重な体験ができました!


ペルージュの村とガレットについては、「とっておきのヨーロッパだより」でも詳しく紹介しています。
興味のある方は、ぜひこちらも見てださいね。
「中世の佇まいの町ペルージュとガレット・ペルージェンヌ」
https://www.tsujicho.com/column/cat/post-483.html