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辻調グループ フランス校

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調理外来講習 M. Fabrice DESVIGNE(ファブリス・デヴィーニュ氏)/Sénat(セナ)

フランス校教壇から

2016.08.31

今回の外来講師は、ファブリス・デヴィーニュ氏です。

デヴィーニュ氏は、フランスの上院議会、セナSénatのレストランで料理を作られています。リヨンで行われる国際料理コンクール「ボキューズ・ドール」の2007年大会にフランス代表として出場し、優勝されています。また、2015年にはM.O.F(フランス国家最優秀職人章)を受章しています。
セナのレストランでは、デヴィーニュ氏の他にもM.O.F(フランス最優秀職人章)受章者が働かれています。

今回は、イワシをマリネした料理と、サーモンの低温調理の2品を作ってくださいました。
2品ともに、コンクールで作られるような、手の込んだきれいな料理でした。

1品目はイワシのマリネ。

イワシは、塩、はちみつ、マスタード、ハーブで漬け込みます。甘みと塩味のバランスが重要です。ここで使われているハーブ、ディルは、保存や消化を良くする働きをするそうです。

2品目はサーモンの低温調理。

サーモンは、写真のように白と黒(イカスミ)のパスタを周りに付けて低温調理します。
ソースは、野菜が多く入ったオリーブ油のドレッシングのようなものです。

フランス校での授業も終盤で、今回は今学期最後の料理講習となりました。
来週は、学期末の卒業記念食事会「ムニュ・スペシオ」が催され、コース料理を学生が自分たちで考え、提供することになっています。目下、その試作をしていますが、なかなかうまくいきません。料理の難しさを痛感している学生たち、今回のようなきれいな料理は、参考になるのでは?

今回アシスタントを務めた学生は、左から、フランス料理研究課程の徳丸克也くん(左端)、新井良安くん(左から二番目)、丸本新悟くん(シェフ左)、松村岳仁くん(シェフ右)、福島明日香さん(右端)でした。