FRANCE

辻調グループ フランス校

ブログ

麻生 峻佑さん:製菓・2013年春コース

在校生レポート

2013.06.10

「フランス校留学を目標に入学」
高2のときに大学受験か専門学校かで悩んでいましたが、高校3年生の春に製菓の道に進もうと決めました。同時に、どうせ学ぶなら本場も見てみてみたいと考えはじめたんです。なので学校選びのときに、そこをポイントにチェックしていました。結果、フランスに旅行にいくという企画のある学校は多かったんですが、「フランスでしっかりお菓子を勉強する」、という学校が辻のフランス校だけだとわかり、最初からフランス校留学を視野に入れて入学しました。

Aso_1.jpg Aso_2.jpg

「フランスのリズムはメリハリ!」
フランスに来て一番驚いたことは、休日はほとんどの店が休みになってしまうこと。日本と違って24時間やっていたり、休日夜まで営業という店は都会に出てもあまりありません。休日は休むというのがこちらでは当たり前の考えです。実習中もそれは同じで、日本だと休み時間を削ってでも仕事を終わらせるという考えですが、フランスでは、たとえば11時45時分から食事休憩の場合、5分前には終わる準備を始め、その時間にはいくら仕込みが残っていようと終わります。もちろん、片付けはきっちり終わるまでやりますが、それ以外のところでは仕事と休憩のメリハリがはっきりしています。おかげでここに来て、僕もいい意味で時間に対する考え方が変わってきました。

Aso_3.jpg Aso_4.jpg

「フランス人の感覚を身につける」
フランスでは製品のキレイさも重要ですが、作る時に一番言われるのは速さやテンポです。あらゆる作業のスピードに速さが求められ、テンポよく仕事を進めるように言われます。また、ひとつひとつの状態を、常にフランス人の先生に確認してもらいます。フランス校では、フランス人の感覚で仕事の流れや技術を身につけることが目的なので、シェフの理想の状態にきちんと近づけられているか、毎回確認しています。

Aso_5.jpg Aso_6.jpg

「郷に入らば、郷に従え、です」
平日、休日ともに充実した日々が過ごせています。平日は1日のほとんどが授業なのであまり寮にはいませんが、金曜の夜や休みの日は、友達と談笑したり、飲んだりして楽しく過ごしています。僕は3人部屋で、ほかの2人と一緒に暮らしていますが、特に問題はありません。ただ、日本のように何でもそろっているわけではありませんので、「郷に入らば郷に従え」の精神が大事です。

Aso_7+.jpg Aso_8+.jpg

学内の一部のエリアにはwifiが飛んでいますが、フランスは日本のように高速ネット回線が行き渡っていないので、
ネット利用が集中すると、よく容量オーバーで落ちてしまいます。主な原因はYoutubeなどでの動画視聴・ダウンロードなどのようで、最初は頻繁に落ちていましたが、そのうちみんな気をつけるようになって、最近はほとんどダウンしなくなりました。ボジョレの田舎ですが、みんなで協力・工夫して生活しています。

Aso_9.jpg Aso_10.jpg

「のんびりと地元生活を満喫中」
僕はあまり外出せず、基本的にシャトーで暮らしています。しいて言うなら、村のパン屋や雑貨屋によく行っています。そこでよく日用品や飲み物(お酒やジュース)や昼食などを買いに行きます。店の人も日本人に慣れているので親切に対応してくれます。特にお金をつかって出かけたりしなくても、こうして地元のフランス人と接しているだけで勉強になります。聞くところによると、フランスでは、日本違ってあまりお金をつかわず、のんびり毎日を楽しむそうです。

Aso_11+.jpg Aso_12.jpg

「後輩のみなさんへ」
フランス校の授業は想像しているほど甘くありません。ですが、とても楽しく充実しています。なので、ぜひフランス校で楽しさも厳しさも味わってください。僕は研修を希望していますので、いまから研修に向けて気合を入れています!こちらの店のイメージは短い時間で集中して効率よく仕事をこなしていくイメージがあります。そのスピードについていけるように技術、体力、精神力を鍛えていきたいです。


Aso_13+.jpg
麻生峻佑
ASO Shunsuke
レクレール校 製菓 2013年春コース
[エコール 辻 大阪] 辻製菓マスターカレッジ フランス校留学コース 卒
出身高校:兵庫・淳心学院高校 卒