OSAKA

辻製菓専門学校

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2024年4月より辻製菓専門学校は辻調理師専門学校と
統合しました。

「フェスティバル」の準備から当日まで!

イベントコンテスト
和菓子
製菓技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2023.03.28

この1年間、実習で作成した和菓子で、「これは美味い」を選出し、
イートインスペース用としていちご大福、みたらし団子に決定。

お客様(保護者)を迎え入れる案内用として、
掲示用にメニュー内容の紹介ポスターと
クラスボード(集合写真)作りです。 

先ずはメニュー紹介ポスターから・・・。
これまでの授業内で撮影したお菓子の写真を切り出し中。

「いちご大福の写真はこれでいこう」

下絵を描いて、「配置ってこんなんかな?」

お勧めコメントも貼って、メニュー紹介ポスター完成です。           
みんな、餅や団子は大好きだよね! 
はずせない逸品。当日が楽しみです。                 
みたらし団子1串と、いちご大福1個 セットで300円

・次にクラスボード下地の調整中。「なんか宇宙観?な感じじゃない?」

クラスボードにはこれまで授業内で作成した練切(はさみ菊など)、饅頭は着色と焼き印を施し、
それぞれの季節を表現した上用饅頭、そして、干菓子(有平糖:ありへいとう)等々。
みんな揃って撮った集合写真「はい、ピース手(チョキ)⁈」。こちら完成品。


いちご大福 
大福生地を可愛らしくピンク色に染めて蒸します。
1日400個作成予定。大量生産の場合、全体の生地色を揃える為に、ピンク色に染めた水を用意しました。

餅粉、砂糖を混ぜたら着色した分量の水を加え、ダマが出来ない様に滑らかになるまでこねます。
せいろに移して、火が通るまで蒸します。

蒸し上がり、まとまれば大福生地の完成。

一気に大量の大福生地を作って時間が経過すると、冷めて固くなります。
複数回に分けて蒸して温かいうちに包餡(ほうあん)しないと包みにくくなります。
大福生地は冷めない様に湯せんします。

温かい生地をうち粉(片栗粉)に適量とり、分割していきます。

「上手く包めているかな? みんな、形揃えてよ!」

「包み方上手。上達したね!」

「はーい、1個完成しました」

「どれどれ、断面はどう? めちゃ綺麗な仕上りじゃないですか」

70個完成しました。「それではイートイン会場へ運ぼう」

みたらし団子
1日400串を目指します。今回、ひと串に団子3個刺しで作ります。
生地はシンプルに上新粉(うるち米の粉)のみ。
新鮮な挽きたての粉を使うことで風味がアップします。 
上新粉に水を加えこねて、蒸し上がりまとまれば急冷します。
一気に冷ますと団子のコシがでて、シコシコとした歯触りが生まれます。

冷ましてこねてまとめるのに、これがまぁ重労働です。
大量生産の場合、餅つき機があれば、均一にまとめてくれるので楽ちんです。

もう一つ、機械⁈ 木製の球断器登場。

この溝の中に、棒状にした団子生地を置いて、前後に動かして「コロコロと・・・」


「揃ってる」

串にさして団子完成。

特製、あまじょっぱいタレ。贅沢に吉野本葛粉を使ってとろみをつけました。
団子は少し焦げ目がつく程度に焼いて、トロットロッのタレに漬け込みます。
「さーあ、温かいうちに、イートイン会場へ運ぼう。召し上がってください」

~プロフィール~
辻調理専門学校(1986年卒業 26期生)
和菓子担当
金澤 賢吾 長崎県出身 
歌をこよなく愛す、和菓子職人をめざします。